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自転車: ハーフクリップの話 [2. 道具(自転車)]

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Zefal

 自転車のオプションパーツとしてもっと普及してよいと思うものに、MTBが登場した時に、足をペダルから容易に外せることをセールスポイントとして登場したハーフクリップがあります。
 トークリップは「引き足が使える」というのが利点として最初にあげられることが多いと思いますが、最初にあげるべき利点は「ペダルの回転軸に足裏の脚の力を効率的に引き出すポイントにあわせられ、位置ずれしない」 * だと思います。
 ハーフクリップはその構造から積極的に引き足は使えませんが、位置決めする機能からは有用です。また、靴底が濡れた状態ではペダルから脚を滑らせて「おっとっと」を防げることからMTBだけでなく、他の自転車にも使えます。
 ハーフクリップの選定はサイズ、材質の2つのポイントがあります。

1. サイズ
 サイズは自転車に乗る時に使う靴のデザイン、大きさもあり一義的にいうことはできませんが、概略、下記の式が目安になると思います。各メーカーからは選択の目安となる寸法が表示されていないため、現在のところ、自転車店で現物を確認するしか方法がありません。(業界も重要なパーツであることを認識して寸法表示するようになればよいのですが・・)

d=a+b-c

a:足の親指の中足骨と基節骨の関節部から親指の先端までの距離
b:2~3cm
c:ペダルの回転軸からハーフクリップを取り付ける外枠までの距離
d:ハーフクリップ本体のペダルへの取付面から靴先が接触する位置までの長さ

2. 材質・構造
 ハーフクリップは構造上、引き足を積極的に使うことはできませんが、材質的に引き足を使える強度があることが必要です。強度を確保する方法としてZefalのように超硬質樹脂製のものを使う方法と、VP ONE、BAZOOKAのように補強リブで剛性を確保する方法があります。


* :ペダルの回転軸上に足裏の拇指球(歩く時に地面を蹴る時のポイント(足の親指の中足骨と基節骨の関節部)となる部分)


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BAZOOKA

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VP ONE


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