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福島第二原子力発電所の現状について [科学技術とジャーナリズム]

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福島第二原子力発電所(2002年2月撮影)

 3月11日、福島第二原子力発電所1~4号機が午後2時46分頃に発生した宮城県沖地震により、タービンおよび原子炉が自動停止し、1号機については、原子炉格納容器内での冷却材漏洩によると想定される格納容器圧力の上昇があり、非常用炉心冷却系が自動起動したことから、午後5時35分、原子力災害対策特別措置法第10条第1項の特定事象が発生したと判断され、関係行政機関へ通報されました。
 その後、1号機の原子炉格納容器内での冷却材漏洩はないことが確認され、3月14日に福島第一原子力発電所の影響によるものと思われるモニタリングポスト1番の地点で敷地境界放射線量の上昇が報じられましたが、現在まで安定な状態が保たれています。

 安定な状態はマスメディアで報じられることがありませんので参考までに・・。

 写真は2002年2月に福島第二原子力発電所へ見学にでかけた時にバスの中から撮影したものです。当時は東北関東大震災のような大規模な地震、そしてそれによって引き起こされた津波によって福島第一原子力発電所のような事態が起きるとは想像だにしませんでした。

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TEPCO 福島第二原子力発電所 プレスリリース-ホームページ掲載情報
http://www.tepco.co.jp/nu/f2-np/press_f2/2010/2010-j.html
原子力災害対策特別措置法
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H11/H11HO156.html


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福島第二原子力発電所(2002年2月撮影)

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福島第二原子力発電所(2002年2月撮影)

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コメント 2

うえいぱうわ

こういう施設って、うまくいってて当たり前という
見方ですからね。一つ問題がおきると大騒ぎに
なりますが。
by うえいぱうわ (2011-03-26 10:59) 

robotic-person

福島第一原子力発電所の今回の事故について今後、終息した段階で詳細のレポートが出されると思いますが、1960年のチリ地震の津波がその設計に影響していたことが想像されます。(宮古市の高さ10mの防潮堤の成果も予断をもたらしてしまったのではないかと推測されます。)

1960年チリ地震 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/1960%E5%B9%B4%E3%83%81%E3%83%AA%E5%9C%B0%E9%9C%87

by robotic-person (2011-03-26 22:44) 

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