「ロボットは心を持つか」 [ロボット]
ヒューマノイドロボットの登場で、一気にロボット技術が人間に近づいたように思われています。そしてこのことは、人間が目に見えるものに惑わされやすい生き物であることを再認識させられます。
工学をバックボーンに持つ著者が哲学のアプローチにより、人間とロボットの間に横たわるものを書き上げたのが喜多村直の「ロボットは心を持つか」だと思います。本書にはその題名に対する単純な結論は書かれていません。このことはロボット研究者が深い思索を要求される時代に入ったことを実感させられます。(本書は工学書のコーナーではなく、哲学書のコーナーで見つけ、入手しました)
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