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大学の旧い建物 [旧い建築物]


東京大学 駒場キャンパス 教養学部1号館
・ 内田祥三設計、1933年竣工。旧制第一高等学校本館。登録有形文化財

 建築物はその時代の技術・文化を反映します。1990年代、当時の知人から旧い建築物を見ることの面白さを教えられ、趣味の一つとなりました。ただ、1980年代末のバブル経済以降、有形文化財の指定を受けると建物の処分が自由にならないため、利益優先で歴史や文化面で重要な旧い建物が取り壊されていることも知り、やりきれない気持ちにもなりました (T_T)
 それでも先のblogのように港区立郷土歴史館(旧公衆衛生院の建物(1938年竣工)を活用)や東京大学医科学研究所の本館(1937年竣工)などを見ることを現在も楽しんでいます。そして文化庁の有形文化財(建造物)を見ながら「まだ、見ていない建築物がたくさんあるなあ!」になっています。
 大学の建物について「大学 有形文化財」でWeb検索するのも一方法ですが、国指定文化財等データベースも利用できます。また、Web検索していて造形礼賛と題するWebサイトに「大学の近代建築」が紹介されているのを見つけました。「これも参考にその建物の近くへいく機会があったら見に行こう!」と気分を新たにしています。

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バウハウス百周年 [3. 記事]

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 NHKニュース「おはよう日本」の中で今年、「バウハウス百周年」でベルリンで建設中だったバウハウス新資料館がオープンしたことが報じられました。バウハウスは家具デザインから関心を持ち始めて「こんな学校があったんだ」と知りました(山となった段ボール箱のどこかに上のMagdalena Droste "Bauhaus: 1919 - 1933"(TASCHEN )が入っているはずですが・・ (^_^; )。
 気になってWeb検索し、Harvard Art Museums が2016年に32,000点を越えるバウハウスの建築・家具・写真・絵画などのデジタルリソースを公開したことを知りました。また、 "The Bauhaus and Harvard" (February 8, 2019 – July 28, 2019)がHarvard Art Museumsで開催中なのを知りました。

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東京みなと祭(2019年5月18, 19日) [展示会、セミナー、博物館等]

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 前回、晴海ふ頭へ行ったのはblogより2016年7月18日の「海の日」のイベントの「海と日本PROJECT」が開催されていた時でした。5月18日のNHK総合の昼のニュース「東京みなと祭」(5月18, 19日)の開催と18日は測量船「明洋」、浚渫船「海竜」(写真上)、練習船「海鷹丸」が一般公開されているのを知りました(護衛船「てるづき」は19日も公開)。原稿を書かなければいけないのですが、その良いアイディアが浮かばないこともあり、「気分転換に」と理由をつけて(^_^;)、JR田町駅へ行き、駅の近くから発車して会場とをつなぐ「田町駅シャトルバス」に乗って会場へ行きました。
 到着は午後3時過ぎとなり、午後4時に船の一般見学が終了のため、測量船「明洋」の船内は見ることができませんでしたが、他の船は船内の見学ができ、よい時間を過ごすことができました。
 午後6時から住処の近くで打ち合わせがあったため、「もっとみたいのだけど・・」で会場を後にしました (T_T)


■ 浚渫船「海竜」(東京都)
 一番、見学したかったのが浚渫船「海竜」でドラグサクションしゅんせつ方式がどういうものであるか、理解することができました。

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「研究社 和露辞典」を購入 [本と映像・音楽の話]

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 出先で生協へ買い物にでかけたところ、本のバーゲンがありました。平置き台の「研究社 和露辞典」(2000年)が目にはいり、手にとってページを開いて見、定価6,800円(税別)のところ、1,080円(同)での販売もあって「使わないだろうなあ・・、でも欲しい!」で購入してしまいました。
 気になって調べ、2011年に改訂版が発行されたのが安価な理由とわかりました。「和露辞典を入手したとなると、露和辞典もかな・・」です (^_^;

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新宿スバルビル解体工事 [日本の風景]

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 SUBARU BRZを見るために富士重工新宿本社ショールームへいったことをblogに書いたのが約7年前、そして新宿スバルビルについてblogに書いたのが4年前のことでした。
 新宿スバルビルの解体が2018年8月1日に着工され、今年の5月31日に解体工事が終わります。5月12日、仮囲いだけとなった現場の姿を見てきました。見慣れた建物がないのはやはり少し寂しい気分です・・

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企画展 「チェコ・デザイン100年の旅」(2019年4月6日~5月19日、岡崎市美術博物館) [展示会、セミナー、博物館等]

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 NHK Eテレの「日曜美術館 アートシーン」から岡崎市美術博物館企画展 「チェコ・デザイン100年の旅」(2019年4月6日~5月19日)が開催されていることを知りました。愛知県での所用を済ませ、「今からいけば入館できる」で岡崎市美術博物館へ向かい、午後4時を若干過ぎて入館しました(「チェコ・デザイン100年の旅」WEB割引のお知らせに掲載の観覧料100円割引券を利用)。
 入館してすぐ目にはいってきたのがアルフォンス・ミュシャのポスター「Gismonda」で「こんな大きさだったのか」と実物を見て嬉しくなりました。アール・ヌーヴォーアール・デコなどのデザインの歴史とチェコの歴史とあわせて見ながら「家具デザインの仕事を・・」と昔、夢見ていたことを思い出しました。Karel CapekのR.U.R. (ROSSUM'S UNIVERSAL ROBOTS)の初版本も展示され、写真でそれは見たことがありましたが、「これが・・(^_^)」になりました。展示の終わり近くで1960年前後のアニメーション5作品(総時間約7分)が流されていました(閉館時間間際でちょっと見だけ・・)。
 岡崎市美術博物館の設計は栗生明氏で竣工は1995年、開館は1996年です。地形を活かした興味深い建築です。

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献血ルーム「新宿ギフト」で久し振りに献血 他 [3. 記事]

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献血ルーム「新宿ギフト」

 前回、献血したのはblogより、もう2年以上前のことになってしまいました。
 先のblogのように新宿中村屋ビルの中村屋サロンアーティストリレー第2回 鈴木まもる展 「鳥の巣World」を楽しみ、紀伊國屋書店新宿本店(2017年に東京都選定歴史的建造物に選定 )に立ち寄った後、丸井新宿東口ビルの前で献血の呼びかけがされていたことから「しばらく献血していなかったなあ」で同ビルの9階の献血ルーム「新宿ギフト」へ行き、400cc献血してきました(写真は献血後に撮影したもの)。
 献血ルームには献血後の20分の休憩のために本が置かれていて、その中からMARY McCARTNEY "FOOD VEGETARIAN HOME COOKING" が気になってページを開き、写真が多くわかりやすい内容に「ベジタリアンでないけれど、欲しいなあ、この本・・」になりました。そして著者の母親はLinda McCartney (Paul McCartney and Wingsの主要メンバー) で、この本からLinda McCartneyがベジタリアンの料理家としても有名だったことを知りました。

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美術愛住館一周年記念「アンドリュー・ワイエス展」(2019年3月16日~5月19日) [展示会、セミナー、博物館等]

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 約2年近く前のblogでニューヨークのThe Museum of Modern Art (MOMA)Andrew Wyethの "Christina's World" を見たこと、そして丸沼芸術の森「アンドリュー・ワイエス 生誕100年記念展」が開催されていることを書きました(当時は諸般の事情で同展へいく時間をつくることができませんでした (T_T) )。
 Facebookで美術愛住館一周年記念として「アンドリュー・ワイエス展」が2019年3月16日~5月19日に開催されているのを知り、四谷三丁目駅近くの美術愛住館へ5月12日にいきました(先のblog鈴木まもる展 「鳥の巣World」へ行ったことを書きましたが、時系列的には美術愛住館へ先に行きました)。
 丸沼芸術の森保有の238点のAndrew Wyethの習作などのうち、「オルソン・シリーズ」のエッセンス40作品が展示とのことで、習作により絵の制作過程(「クリスティーナの世界」の習作の解説から完成した作品の手や腕の部分が小児麻痺の後遺症で歩くことができなかったChristinaさんご本人に対応する部分であること)などがわかり、上記の「アンドリュー・ワイエス 生誕100年記念展」のために制作された約18分の映像作品も見ることができ、とてもよい時間を過ごせました。
 「機会をみて丸沼芸術の森へ行こう!」という気持ちになっています。

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鈴木まもる展 「鳥の巣World」(2019年4月13日~5月12日、中村屋サロン) [展示会、セミナー、博物館等]

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 先日、NHK 総合の地域情報で新宿の中村屋サロンアーティストリレー第2回 鈴木まもる展 「鳥の巣World」(4月13日~5月12日)が開催されているのを知り、最終日に会場へ行きました。「本展では、造形的に美しい鳥の巣と、それらを作った鳥と鳥の巣の絵画をあわせて展示します。」とのことで鳥の巣の展示が気になっていたのですが、巣の構造は様々で偽の入口を作る鳥もいることを知り、「何か、構造物をつくりことができるのは人間だけ」というのは人間のおごりのように感じてしまいました。そして鈴木まもる氏の研究の成果として様々な鳥の巣に関する本が出版されていることを知りました。

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ETV特集「静かで、にぎやかな世界 ~手話で生きる子どもたち~」 [3. 記事]

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 5月5日、ETV特集「静かで、にぎやかな世界 ~手話で生きる子どもたち~」が再放送され、見ました(最初の放送時に見ましたが、内容に関する記憶が薄れているのを確認しました (^_^; )。全国の特別支援学校のうち、聾学校は86校*で、その中で唯一、手話で授業を行っているのがこの特集で紹介される明晴学園とのことです。この番組を見ながら手話を排除しようとした教育の歴史、口話の限界を確認しました。また、以前のblogで人工内耳のことを書きましたが、再び、Web検索し、全日本ろうあ連盟人工内耳に対する見解を示すプロジェクトが公開している「人工内耳に対する見解:論点」などを読み、現状を確認しました。

*「聴覚障害児の補聴時の語音検査に関する調査研究 : 全国聾学校へのアンケートから」より、幼稚部および小学部が設置されている聾学校の86校に対応と考えられます。

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