音楽が同じに聴こえること [本と映像・音楽の話]
6月18日、NHKのシブヤノオト「夏を楽しむフェス特集 AI/秦基博/A.B.C-Z」を少し見ました。その中でフジロックフェスティバルが紹介され、(正確な記憶ではありませんが)「売れ線の音楽はやらない」と長く同フェスティバルに関わっている方の言葉を聞きました。
以前のblogで会社のバンドでバンドマスター(兼雑用係)をしていたことを書きましたが、その時、メンバー構成にあわせたアレンジ譜を書く必要があったことから真面目にJAZZ関係の理論書を読んだりしていました。スケール、コード進行、リズム、メロディライン・・・。コード進行を決めてリズムを決めれば、曲の流れはできます。そのコード進行に乗るように歌詞にあわせた適当なメロディーを作ることも簡単にできます。それがメロディーのみで聴けたものでなくても、アレンジ次第で何とか、カッコをつけることもできます。あっと思わせたければ「サビ前」という手段もあります。メロディーはいい加減でもリズムだけで聞かせる手段もあります。
同じように聞こえるのはどこかで使われたコード進行、リズムパターンを流用し、適当にメロディーをつけているのが原因です。音楽が商売の道具、消耗品化していることを強く感じます。「売れ線の音楽はやらない」という言葉からそんなことを考えていたのを思い出しました。
「最近の音楽はどれも同じように聴こえる」
「売れればいい」だけの音楽業界・・、メロディーに力がある音楽、そんな作品をもっと作って欲しいものです。
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NHK 番組表 | シブヤノオト「夏を楽しむフェス特集 AI/秦基博/A.B.C-Z」 | 「音楽がもっと楽しくなる」文化の発信地・渋谷から最新音楽をお届け!アーティストからの○秘情報に司会の徳井義実&渡辺直美も驚き!今回は夏がもっと楽しくなる特集!
http://www2.nhk.or.jp/hensei/program/p.cgi?area=001&date=2017-06-18&ch=21&eid=34723&f=4002
FUJI ROCK FESTIVAL '17|フジロックフェスティバル '17
http://www.fujirockfestival.com/
日本音楽著作権協会(JASRAC)への届出の初経験:ロボット人間の散歩道:So-netブログ
http://robotic-person.blog.so-net.ne.jp/2013-11-02
日本音楽出版社協会 | Music Publishers Association of Japan
http://mpaj.or.jp/
今晩は、私が好きなバートバカラックのようなアーティストはもう出てこないのでしょうか?
by sabineko (2017-06-22 21:33)
>sabineko さん、
バート・バカラックが存命であることを知りました。彼ののようなアレンジャー&メロディ・メーカーに登場してほしいですね。
そしてビートルズの楽曲の革新性にいつも気づかされます。
by robotic-person (2017-06-23 00:02)