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日本原子力学会 学会事故調最終報告会(3月8日ヤクルトホール) [展示会、セミナー、博物館等]

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 日本原子力学会の東京電力福島第一原子力発電所事故に関する調査委員会の最終報告書が出されたことをNHKのニュースから知り、Web検索して報告会が3月8日の13:30からヤクルトホールで開催されることがわかり、「今からでかければ間に合う」で新橋駅近くのヤクルトホールへ行きました。ヤクルトホールの2階のロビーに設けられた受付を待つ人の列が階段まで伸びていてなんとか開会5分前に入場したのですが、収容人員550名のヤクルトホールが多くの人で埋まっていて席の空き具合から400名を超える入場者となっていたようです。
 報告書が他の機関などから発行されたものと比較して遅くなったのはそれらの報告書の内容も確認してといった説明がありました。参加費2,000円(書籍代含む)で、3月11日発行の同委員会著の「福島第一原子力発電所事故その全貌と明日に向けた提言: 学会事故調 最終報告書」(丸善、定価2,500円)が配布され、これを用いながら、事故調査委員長の田中知教授(東京大学)から報告書の「6. 事故の分析評価と課題」を中心に最終報告書の概要および提言が、まず、報告されました(報告で使用のPowerPointは日本原子力学会のWebサイトでアップされるとのこと)。そして科学ジャーナリストの東嶋和子氏をモデレータとしてオープンディスカッションが行われました。質問された方の所属から原子力関係の参加者も多かったようです。
 ただ、気になったのが日本原子力学会に所属する研究者の視点が強いように思われる点です。(私は実務を担う技術者の視点が欠かせないと考えていることから・・)

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ヤクルトホール

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ヤクルトホール入口

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ヤクルトホール内(報告会終了後)


■ 東京電力福島第一原子力発電所の事故報告書
 東京電力福島第一原子力発電所の事故報告書として、政府事故調、国会事故調、民間事故調、そして東京電力のものなどがあります。日本原子力研究開発機構のWebサイトの「東日本大震災に伴う東京電力福島第一原子力発電所の状況」で民間事故調を除いてこれらのリンクがあります。

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日本原子力学会
http://www.aesj.or.jp/
「東京電力福島第一原子力発電所事故に関する調査委員会」 最終報告書(ドラフト)説明会 説明資料
(日本原子力学会 2013年9月)
http://www.aesj.or.jp/jikocho/rep20130902.pdf
学会事故調最終報告会 3月8日ヤクルトホール
http://www.aesj.or.jp/jikocho_symposium/form.shtml
東日本大震災に伴う東京電力福島第一原子力発電所の状況|独立行政法人日本原子力研究開発機構
https://www.jaea.go.jp/eathquake/fukushima.html
国際原子力機関(IAEA)による東京電力(株)福島第一原発1~4 号機の廃炉に向けた取組に関するレビューの最終報告書を受領しました(METI-経済産業省)
http://www.meti.go.jp/press/2013/02/20140213003/20140213003.html
東京電力福島原子力発電所における事故調査・検証委員会
http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/icanps/post-2.html
日本機械学会 書籍・刊行物
『東日本大震災合同調査報告 機械編』
http://www.jsme.or.jp/publish/books/base.html


福島第一原子力発電所事故その全貌と明日に向けた提言: 学会事故調 最終報告書

福島第一原子力発電所事故その全貌と明日に向けた提言: 学会事故調 最終報告書

  • 作者: 日本原子力学会
  • 出版社/メーカー: 丸善出版
  • 発売日: 2014/03/14
  • メディア: 単行本



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