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COOLPIX P330の改造を完了し、デジスコ対応に (^_^) [2. 道具(カメラ)]

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 野鳥写真研究室でたーぼ♪さんが書かれた『【デジスコ用カメラ】 貴方はどれを選びますか?(ニコン COOLPIX P330)』という記事に触発されてCOOLPIX P330を入手し、私のスポッティングスコープTSN-664 (KOWA) とデジスコアダプターTSN-DA1の組合せに接続するためのアダプター(案)について先のblogで紹介しましたが、製作完了しました (^_^)
 当初、考えていた案からレンズ中心とアダプターの中心の芯だしが容易なように設計変更し、ステップアップリング43-52 (MARUMI)の52mmメネジを削ってP330のリング部の先端に取り付ける構造とし、手持ちの各種コンバージョンレンズを利用するためにチューブ長が変えられるように八仙堂の43mmの継手リング(メス-メス)、八仙堂の43mmの保護リング(最大6枚)を組み合わせました。そしてアダプターリングTSN-DA1 (KOWA) と接続するためのTSN-AR43 (KOWA) を取り付けて組み合わせた姿が上、そして下のアダプターの拡大写真です。
 この他、手持ちのコンバージョンレンズやクローズアップレンズ、そしてラバーフードを使えるようにステップダウンリング43-28, 43-37、ステップアップリング43-55、ステップアップリング55-58も準備しました。
 まだ、TSN-664とTE-14WDを組みあわせた簡単な試験撮影で撮影条件を絞りこんでいませんが、これでいけそうな感じです。
 本blogではCOOLPIX P330を43mmフィルターネジ対応にするための加工方法まで紹介します。

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TSN-664とCOOLPIX P330を接続するアダプター部

【加工方法】
 本製作で必要な加工はステップアップリング43-52(MARUMI)の52mm側のメネジ側を削ってCOOLPIX P330のレンズ周囲のリング部に納まるようにした上、強力タイプ両面接着テープで接着することです。
 ステップアップリングの52mmのメネジ側を平坦に削るために径の大きい軸付砥石を使う必要があり、φ38は探した中で大径で「これなら大丈夫」で選びました。研削加工は砥石の回転速度の設定がポイントとなることから速度無段階変速の電動ドリルが不可欠です。削っていてステップアップリングが加工による熱を生じますが、手でステップアップリングを支えられる程度の温度となるような低回転で削り、よい結果を得ました。なお、研削加工は作業方法を誤ると危険なことがあります。このような加工に慣れていない良い子は真似をしないでくださいね (^_^; 


[ 道具 ]
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軸付砥石平型 φ38×13mm
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軸付砥石の端面にビニルテープを貼り、加工時に誤ってステップアップリングの余分な部分を削らないように
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電動ドリル(速度無段階変速)
・低速回転にしてメネジ部を削り、さらにCOOLPIX P330のレンズ周囲のリング部に入るまで内面を削る

[ 加工状況 ]
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ステップアップリング43-52mmの52mmのメネジ側を削った状態

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強力両面接着テープをステップアップリングに貼った状態(貼り付け前で剥離紙はつけた状態)


■ 43mmフィルターネジ対応となったCOOLPIX P330

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[改造前] COOLPIX P330 (Nikon) の上面

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[改造後] 加工したステップアップリング43-52をCOOLPIX P330 を取り付けた姿
・43mmの継手リング(メス-メス)を取り付けることで一般的な43mmのフィルターネジ対応に


追記:調整
 デジスコとして使用する場合、スポッティングスコープのアイピースとカメラのレンズの距離を調整する必要があります。この調整について次のblogにまとめました。

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COOLPIX P330、我慢しきれず入手:ロボット人間の散歩道:So-netブログ
http://robotic-person.blog.so-net.ne.jp/2013-09-03
新宿110ビルと新宿高速バスターミナル:ロボット人間の散歩道:So-netブログ
http://robotic-person.blog.so-net.ne.jp/2013-09-06
COOLPIX P330とTSN-664を組合せたデジスコの調整:ロボット人間の散歩道:So-netブログ
http://robotic-person.blog.so-net.ne.jp/2013-09-18

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うえいぱうわ

お見事ですね。見た目も違和感がないですし。
ここまで出来たら、あとは実戦ですね。
by うえいぱうわ (2013-09-10 01:15) 

robotic-person

>うえいぱうわさん、
目論見通りの形になりました (^_^)
「COOLPIX P330カメラ設定の一例です。」として「下記のblogでズームメモリー:ON⇒35 50 85 105mmにチェックを入れてください。」と記されていて、P330の望遠端の120mmでないことに「なぜかな?」と考えていたのですが、試験的に撮影して120mmまで使うとカメラの絞り位置がアイピースの接眼レンズから離れ、広角側で周辺減光が目立つことがわかりました。望遠端を使わないことにして保護リングの枚数を減らし、改善状況の確認試験を予定しています。

【でじすこやブログ】 製品テクニカル情報 アーカイブ
http://www.digisco.jp/digiscoya/archives/cat88/

by robotic-person (2013-09-10 23:15) 

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