レベルの低い記者は記者会見に出すな！ （福島第一原発に関して思うこと） [科学技術とジャーナリズム]
福島第一原発に関する政府あるいは東電の記者会見をテレビで見ると、発表の本質とは関係ない、渡された文書の結びの言葉について揚げ足を取るようないいちゃもんとしか思えない発言をしたり（質問とは到底いえない代物）、政府が「状況が明確でない」ということを述べているのに関わらず、「どうなんですか? 白黒つけろ！」といわんばかりの発言をしたり（このような状況においては白黒ではいえないことがわかっていない！）、（記者会見の技術的内容が理解できないから）自分のわかりそうなどうでもいいような細かいことを質問するといった、レベルの低い記者の発言を頻繁に耳にすることになります。このような記者が最初に質問するものですから、聞きたい重要なことが聞けず、無駄に記者会見を見ることを強いられます。「もっと本質をとらえた情報を引き出す的を得た質問をしろ！！」と、テレビに向かって文句の言葉がでてしまいます。
原子力関係についての基本知識を持っていない記者がいかに多く記者会見に出ているか、そしてこれまでマスメディアが科学技術に関する専門的な知識を持った人材の充実を軽視してきた悲惨な結果が証明されています。
レベルの低い記者は記者会見に出すな！
マスメディア各社が厳守して欲しいことです。
全くです。
誤報の訂正もしない。
基本的に、記名記事はしない。
間違っても、空を切る。
チンピラみたいなマスコミがまかり通っていて、自助努力をしない。
こんなんで、いいんですかね？
by kiyo (2011-03-17 10:41)
マスコミは昔からマスコミですね。
この災害もあの人達にはネタでしかないかと思うと・・・。
ああ、ダメですね。黒い感情に流されそうです（笑）
冷静に、平常心を保たないと。
by うえいぱうわ (2011-03-18 00:58)
kiyoさん、うえいぱうわさん、
「活動域を広げられれば」と科学技術ジャーナリスト養成プログラムに通っていたことがあります。その時にマスメディアの事情について若干、知ることができました。
東北関東大震災の被災地域はかつてない広範囲に及ぶため、報道各社の人材が現地へいくために払底し、残った人材が例えば東電の記者会見に対応しているという内部事情があるように思われます。このため、特にひどいと思われる東電の記者会見における記者（自分はどこの所属の誰か名乗らないで発言した輩）などは、『使えないから閑職に置かれていた人材』と信じたいですね。地道な取材でよい記事を書く人材がいるのも確かですので・・。
ただ、マスメディアの経営環境からこのような地道な取材活動がなかなか許されない、また、blogで書いたように専門知識を持つ記者を増やすことができないジレンマを抱えているように思われます。
by robotic-person (2011-03-18 07:40)