鉄道の本 [本と映像・音楽の話]
書店で平置きされた赤い表紙が眼に止まって手にしたのが井上孝司著『車両研究で広がる鉄の世界』(秀和システム)でした。計算式や計算に関わる解説こそありませんが、列車の車両の設計に関する事項が詳しく解説され、「機械工学を学ぶ学生さんの機械設計の副読本によいのではないか」と思う内容です。そして井上孝司氏執筆の鉄道関係の書籍がいくつもあることを知りました。
旅先で記録として乗った車両を撮影することはありますが、鉄道ファンではありません。しかし、設計に関連する内容が書かれていると、ついつい興味が湧いてきてしまいます。この『車両研究で広がる鉄の世界』、線路の基本計画に対応する『配線略図で広がる鉄の世界』、時刻表の設計ともいえる『ダイヤグラムで広がる鉄の世界』、線路上で使用される一種の言葉を理解するための『標識と信号で広がる鉄の世界』、超高速列車の技術を含めた現状を理解するのに最適な『超高速列車 新幹線対TGV対ICE』、そして引退が間近いと思われる車両を紹介する『惜別乗車で広がる鉄の世界』。技術関係の書籍は安くない中、魅力的な価格設定がされています。 *
「鉄ちゃん度などというのはないだろうなあ」と思いながら、Webサイトを検索したら『鉄道コム』というWebサイトに、しっかり「鉄チェック」として鉄ちゃん度チェックがありました。「なるほど・・」です。
* : グランプリ出版から発行された伊原一夫(著)『鉄道車両メカニズム図鑑』、久保田博(著)『鉄道工学ハンドブック』(1995年)を思い出させます。
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Kojii.net テクニカルライター・井上孝司
http://www.kojii.net/
・ 「テクニカル ライターということになっていますが、最近では「軍事研究家」とも名乗ってます」とのこと。
日本で軍事技術を語ることはなかなか難しいですが、UAV (Unmanned Aerial Vehicle)などの技術を考えると技術屋であれば知らん顔はできないです。
Tetsudo.com(鉄道コム)
http://www.tetsudo.com/
・ 引退列車の情報もニュースとしてチェックできます。
【井上孝司氏の鉄道の本】
2010-06-18 19:26
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