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成田国際空港近くの航空科学博物館 [乗り物]

20080607c.jpg
航空科学博物館
http://www.aeromuseum.or.jp/

 6月7日、天気がよいことから片道約70kmのツーリングを楽しみながら成田国際空港に隣接する「航空科学博物館」へでかけてきました。1910年に日本初の公開飛行を行ったアンリファルマン複葉機の実物大復元模型、ジェット旅客機の部品などの展示、初めて超音速の壁を越えたGLAMOROUS GLENNISの名前がつけられたBell X-1Aのコクピットに来館者が入って体感できる実物大模型、飛行機やヘリコプターの数多くの模型の展示、そして屋外展示の飛行機、ヘリコプターがあります。そして5階の展望展示室から空港から飛び立つ飛行機をガイド付き(土日のみ)で見られるのは、岐阜県にある「かかみがはら航空宇宙科学博物館」に比べればこじんまりした博物館ですが、本館の特徴です。
 屋外の実機展示は説得力がありますが、「実物を見て科学を学ぶ」に対しては航空工学及びそれに通じる科学を学ぶための展示が多いとはいえません。運営主体の財団法人航空科学振興財団の事業として最初に書かれているのが、「航空に関する実物、模型、図版、記念物、文献等の資料の収集」というのに関係があるかもしれません。(1階のミュージアム・ショップに航空関係の雑誌・書籍が各種販売されています。)
 「成田国際空港の近くへいけば「航空科学博物館」の案内標識がでているだろう」といつもの調子ででかけて案内標識が見当たらず、空港近くのセブン・イレブンで飲み物を買いながら店員さんに道案内いただき、「案内標識がないのですよね・・」と聞きました。また、航空科学博物館のWebサイトは「とりあえず、つくりました」というデザインのように思われます。航空科学博物館の予算が厳しいことが垣間見えますが、(マニアでない)一般の来館者を増やすための広報活動に力を入れることが必要のように思えます。

* * *

 帰途、三里塚さくらの丘に立ち寄って飛び立つ飛行機をFinePix S9000で撮影してみました。A滑走路を飛び立つジェット機であれば35mmフィルム換算300mmの望遠レンズで下の写真程度の大きさに撮影できました。しかし、B滑走路を飛び立つ飛行機を撮影するには1000mm程度の望遠レンズが必要なのが確認できました。
 写真を撮っている時、近くに立っていた方たちの、成田国際空港を建設するために国が強制収用した当時のことを話しているのが耳に入ってきました。三里塚が終わっていないことを実感です。

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成田国際空港公式WEBサイト
http://www.narita-airport.jp/jp/

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三里塚さくらの丘(左側の小高い地点からジェット機を撮影)

【リンク】
かかみがはら航空宇宙科学博物館
http://www.city.kakamigahara.lg.jp/museum/index.html

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とーきち@大学院後輩

同博物館の敷地内にある戦時施設はご見学になりましたか?
by とーきち@大学院後輩 (2008-06-09 10:53) 

robotic-person

コメントに気づくのが遅くなりました。ごめんなさん。
残念ながら戦時施設には気づきませんでした。
Webで検索したのですが、それらしいものの記載は見つかりませんでした。
少し、調べ物をしたいことがあり、成田方面にでかけることを考えています。是非、教えてください。しっかりと見てきます。

by robotic-person (2008-06-12 23:38) 

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