自律走行ロボット設計＆製作のすべて（トラ技＆Interface合同企画）

　八重洲ブックセンターへ久し振りに行きました。目的は建築電気設備設計に関する本を探すことでしたが、書籍の配置が大きく変わっていて以前は３階にあったのが７階に移動していました。医学、福祉、建築が同一フロアにあり、こういう括りもある面では関連があることから役に立つと思います。しかし、昔の書籍の配置の記憶を頼りに本を探す身になると、その記憶が役に立たなく、リセットせざるを得なくなりましたので残念です。
　探している本については「これだ」と思えるものが見つからず、７階から１階ずつ階段を使って降りながら本の場所を記憶していきました。そして３階で平積みされた『インターフェース』(2006-10)で「自律走行ロボット設計＆製作のすべて」として特集が組まれているのが目に入りました。70ページもの特集で開発環境と制御プログラムが入ったCD-ROMがついて980円。なお、移動ロボットのための知能化のための走行制御技術は筑波大学油田研究室で開発されたものを用いられており、今日の移動ロボットの研究で使われるものと遜色のないものとなっています。
　企画の最初のページに「なお、8月10日発売のトランジスタ技術2006年9月号もあわせてご覧いただくと、さらに理解が深まります」と書かれていますが、その時、店頭の平積みされていたのは2006年10月号。「八重洲ブックセンターではバックナンバーを置いていたはずだが・・」とバックナンバーのある棚を探すと、１冊残っていました。こちらの特集の題名は「5自由度アーム付き自走ロボットの製作」。こちらに「エレクトロニクスはトランジスタ技術が、コンピュータ・プログラムはInterfaceが担当することにしました」とおおよその両雑誌の分担が記してありました。そして特集のページ数は80ページで全回路図などが納められたCD-ROMが付録になっています。価格は880円。
　これだけの内容で2000円以下で入手できるのですから大バーゲンです！
　「ロボットを勉強してみたい」と思う人は入手を薦めたい雑誌の特集号です。

インターフェース
http://www.cqpub.co.jp/interface/default.asp

トランジスタ技術
http://www.cqpub.co.jp/toragi/