「予測学 ー 未来はどこまで読めるのか」 [本と映像・音楽の話]
筑波大学東京キャンパス社会人大学院(夜間)の経営システム科学専攻で私の修士論文の重要な柱となるものに人口推計がありました。その調査の中で当時、政府が発表していた人口推計がありえない年齢別出生率によって計算された推計といえる代物でないことを知り、行政に対する信頼は消え去りました(行政のひどい人口推計は2000年代に入っても100歳以上の人口増の面でしばらく続いていました。この誤った人口推計の招いた経済・社会に対する影響を考えるとやりきれない気持ちになります。
「ウィルスの感染率、天気予報、地震・噴火、エスカレーター乗降時の無意識な動き、文字変換、カーナビや自動運転、株式市場、開票結果、世論調査、平均寿命、ガン患者の余命――社会は「予測」に満ち満ちている。スーパーコンピュータなど科学技術の進歩により、この傾向はどこまで進むのか。自然現象、社会現象など、あまたの「予測」を数理学者が読み解く。」と内容紹介される 大平徹 (著)「予測学 ー 未来はどこまで読めるのか」(2020年、新潮社)をBOOKOFF 16号野田店で入手しました。
(税込770円→税込220円)
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大平徹 『予測学―未来はどこまで読めるのか―』 | 新潮社
https://www.shinchosha.co.jp/book/603857/
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