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「知らないと恥ずかしい ジェンダー入門」、「職場のLGBT読本 ー 「ありのままの自分」で働ける環境を目指して」、「LGBTを読みとく ─ クィア・スタディーズ入門」 [本と映像・音楽の話]

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 5月17日は「LGBT嫌悪に反対する国際デー(International Day Against Homophobia, Transphobia and Biphobia (IDAHO))」に対応して日本記念日協会認定で2014年から始まった「多様な性にYESの日」とのことです。2022年のblogでドイツ軍の暗号解析で大きな貢献をされたイギリスの数学者のアラン・チューリング (Alan Mathison Turing)氏について触れましたが、「なぜ、風俗壊乱罪で逮捕?」です、2009年にイギリス政府から正式な謝罪がなされましたが・・。

 「ジェンダーを男から学ぶなんてまっぴらごめん。でも、この本は別だ。ジェンダーについてこれほど基本的なことを、根本からていねいに、しかもやさしいことばで男にもわかるように(!)論じた本はない。ジェンダージェンダー・フリーについて生半可知識をふりまわしている人たちには、この本を勉強してから出直して来てもらいたい」(上野千鶴子)という帯がつけられた加藤秀一 (著)「知らないと恥ずかしい ジェンダー入門」(2006年、朝日新聞社)をBOOKOFF 秋葉原駅前店で目にし、「はい! 出直してきます」で入手しました。
 「「LGBT」とは、L=レズビアン(女性の同性愛者)、G=ゲイ(男性の同性愛者)、B=バイセクシュアル(両性愛者)、T=トランスジェンダー(性同一性障害者など、自認する性と身体の性が一致しない人)の4つの性的マイノリティの人たちを総称した言葉です。LGBTは、全人口のおよそ5%~7%強存在するといわれていますから、私たちの社会、職場や学校などにも、当然LGBTが存在します。 このLGBTの人たちはこれまで、世の中で自分が性的マイノリティであることを言わずに生活していることがほとんどでした。しかし、近年、社会や企業でLGBTの人権を守ろうという動きが顕著になってきました。みずからLGBTであることをカミングアウトして働き、生活している人も増えてきました。 さらに2003年に「性同一障害者の性別の取り扱いの特例に関する法律」が制定され、職場では性同一性障害者への取り組みが徐々に始まり、2014年7月には男女雇用機会均等法のセクハラ指針が改正され、LGBTへの差別などもセクハラの対象になりました。企業においても、LGBTの人たちの悩みを取り除き、ストレートの人たちとともに仕事に専念できる環境づくりに取り組むところも出始めています。 本書は、今後、職場環境づくりの新しい課題のひとつとして、LGBTの人たちと共に働いていくための啓蒙的かつ具体的なアドバイスも盛り込んだ働くすべての人に必読の書です。」と内容紹介される 柳沢正和/ 村木真紀/ 後藤純一 (著)「職場のLGBT読本 ー 「ありのままの自分」で働ける環境を目指して」(2015年、実務教育出版)も同店で入手しました。
 「最近よく見かける「LGBT」という言葉。メディアなどでも取り上げられ、この言葉からレズビアン、ゲイの当事者を思い浮かべる人も増えている。しかし、それはセクシュアルマイノリティのほんの一握りの姿に過ぎない。バイセクシュアルやトランスジェンダーについてはほとんど言及されず、それらの言葉ではくくることができない性のかたちがあることも見逃されている。「LGBT」を手掛かりとして、多様な性のありかたを知る方法を学ぶための一冊。」と内容紹介される 森山至貴 (著)「LGBTを読みとく ─ クィア・スタディーズ入門」(2017年、筑摩書房)はBOOKOFF 埼玉三郷店で入手しました。

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(税込220円、税込520円→税込220円、税込520円→税込110円)
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5/17は「多様な性にYESの日」:国連が素敵なメッセージを発信してくれたほか、横須賀市ではティボディエ邸がレインボーカラーにライトアップ! | Magazine for LGBTQ+Ally - PRIDE JAPAN
https://www.outjapan.co.jp/pride_japan/news/2022/5/8.html
5月17日は「多様な性にYESの日」です! - 越前市
https://www.city.echizen.lg.jp/office/010/130030/idaho2021.html
International Day Against Homophobia, Transphobia and Biphobia
https://www.unfpa.org/events/international-day-against-homophobia-transphobia-and-biphobia
LGBT - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/LGBT
LGBTQとは | 東京レインボープライド2023
https://tokyorainbowpride.com/lgbt/
加藤 秀一 - 明治学院大学社会学部社会学科
https://soc.meijigakuin.ac.jp/gakka/staff/kato.html
朝日新聞出版 最新刊行物:書籍:ジェンダー入門
https://publications.asahi.com/ecs/detail/?item_id=7727
上野研究室 | ウィメンズアクションネットワーク Women's Action Network
https://wan.or.jp/ueno#gsc.tab=0
職場のLGBT読本 - 実務教育出版
https://jitsumu.hondana.jp/book/b195523.html
森山至貴 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A3%AE%E5%B1%B1%E8%87%B3%E8%B2%B4
筑摩書房 LGBTを読みとく ─クィア・スタディーズ入門 / 森山 至貴 著
https://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480069436/
クィア・スタディーズとはなにか:学問としての現在──LGBTQ+を読みとく vol.3 | GQ JAPAN
https://www.gqjapan.jp/culture/article/20200616-pride-month-2020-3
Queer studies - Wikipedia
https://en.wikipedia.org/wiki/Queer_studies
クイア理論:Queer Theory
https://www.cscd.osaka-u.ac.jp/user/rosaldo/030717queen.html
「甦るチューリング ― コンピュータ科学に残された夢」,「チューリングを受け継ぐ ― 論理と生命と死」:ロボット人間の散歩道:SSブログ
https://robotic-person.blog.ss-blog.jp/2022-02-02


ジェンダー入門―知らないと恥ずかしい

ジェンダー入門―知らないと恥ずかしい

  • 作者: 加藤 秀一
  • 出版社/メーカー: 朝日新聞社
  • 発売日: 2006/11/01
  • メディア: 単行本



職場のLGBT読本:「ありのままの自分」で働ける環境を目指して

職場のLGBT読本:「ありのままの自分」で働ける環境を目指して

  • 出版社/メーカー: 実務教育出版
  • 発売日: 2015/07/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



LGBTを読みとく ─クィア・スタディーズ入門 (ちくま新書)

LGBTを読みとく ─クィア・スタディーズ入門 (ちくま新書)

  • 作者: 森山 至貴
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2017/03/06
  • メディア: 新書



Queer Studies: A Lesbian, Gay, Bisexual, and Transgender Anthology

Queer Studies: A Lesbian, Gay, Bisexual, and Transgender Anthology

  • 出版社/メーカー: NYU Press
  • 発売日: 1996/07/01
  • メディア: ハードカバー



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コメント 2

kiyo

>ジェンダーを男から学ぶなんてまっぴらごめん
女権主義者の上野千鶴子さんらしい見解ですね。
行き過ぎた女権主義は、女尊男卑だと思いますが、声高に叫ぶ人達は、変わらないですね。
虐げられてきた歴史の積み重ね分、女性優位になるべきと言っていたかと思います。

さて、LGBT+は、最近、心は女性のTが注目されますが、女性の権利が徐々にTに浸食されている現象が面白いです。
by kiyo (2023-05-17 10:57) 

robotic-person

>kiyo さん、
書籍販売を促進するための帯という目的から、上野千鶴子氏の言葉、響いてきました。
アフガニスタンでのタリバンによる女性に対するひどい差別、タリバンの人間に「お前、母親から命をいただいたのだろう! なぜ、そんなことをするのか?」となります。
日本ではその能力について「?」のつく男が既得権のように居座っていることを感じる時があります。男女雇用機会均等法の施行当時、企業が総合職と一般職を制度化(労働協約等)し、対応したことを忘れません。上野千鶴子氏の言葉は「現状に目を向けることを忘れてはいけない」を再認識させてくれます。

by robotic-person (2023-05-17 22:08) 

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