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クリスマスのころ、考えること [3. 記事]

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The Manhattan Transfer ”The Christman Album”

 クリスマスシーズン、親子連れで楽しそうに買い物をする姿を見ると嬉しくなります。

 振り返って私の育った家庭のことを考えると「「親だから養育の義務を果たさなければならない」といった感の強い、バラバラな形だけの家族だった」という気持ちが浮かんできます。
 幼稚園にまだ入園していない頃、父から「お前は弘法さんの橋の下で拾ってきた子」と言われ、涙したことが2回(何週か、あるいは何ヶ月か置いて・・)ありました。このため、「自分はこの家の子ではないんだ」と思うようになり、その後、「これが欲しい」といったことをいえず、家の中で遠慮して生きることになりました。小学校2年生の時、父が私を初めて映画に連れていこうとして電車に乗った途端に緊張で1駅も進まないうちに電車の中で吐いてしまい、映画にはいかれず、引き返すことになりました。父と一緒に映画を観たかったのですが・・。小学3年生の時、家族で父の友人の家にいき、その近くで開催されていたお祭りを楽しみましたが、その後、父に「お祭り、楽しかったね」と伝えたところ、私はそのお祭りに行っていないことにされました。年の離れた兄が父と激しく対立し、顔を会わせると口論するような家庭の状態となり、兄のことを諦めてか、父が私の方を向き始めたのが小学5年生の頃だったでしょうか・・。父は2003年の胃がんの手術後、抗がん剤治療に耐えられなかったためか、その治療を諦め、手術から約半年後、病院のベッドの上でなくなりました。父の手術が終えたら聞いてみたかったのが「なぜ、「弘法さんの橋の下から拾ってきた子」と言ったの?」でした。それを聞くことができる雰囲気とはなりませんでした。そしてその病床にあった時、父が私について「縁の薄い子」と言っていたと母から伝えられました。母の実家が弘法さんの近くにあることから「母を拾ってきた存在として揶揄して省略してあのような言い方をしたのでは」、あるいは「いじめっ子のレベルであのような言葉を出したのでは」と最近になって考えるようになりましたが・・。
 小学校4年生の時、母から「(近くの娘さんだけの家から)「お前を養子に欲しい」と言われているけれど、どうする?」と聞かれ、「いやだ」と答えました。しかし、養子となることを確認されたことに対して母の愛の薄さのようなものを感じ、「いらない子なのか」という気持ちとともに、父の「拾ってきた子」という言葉も忘れることができず、それからしばらくして母に「本当にこの家の子供なの?」と聞くことになりました。それに対して「間違いなく私が産んだ子」と返事がありましたが・・。
 小さいころから一人遊びしていた私、後に母に「小さな時、なぜ、構ってくれなかったの?」と聞いたことがありました。そして「おとなしく静かにしていたから」と答えられ、私がそれを諦めていたことに気付かされました。
 父や母の育った時代背景に影響された家庭環境だったかもしれませんが・・

 家に仏壇があり、仏壇が家の象徴だったかもしれません。「家と縁を切る」、その一環として「キリスト教の信者になることもあるのでは」と考えました。ただ、聖書に書かれたことをそのまま信じることは不可能なため、キリスト教の信者にもなれませんでした。そして無宗教・・

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