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ブラザーコミュニケーションスペース [展示会、セミナー、博物館等]

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 以前、「「機械フェチ」はミシンも対象・・?」というblogを書きました。「生きていく術を身に付ける」で「ご飯くらい炊けなければ」、「裁縫くらいできなければ」、そして「『モノづくりの楽しさ』はプラモデルも裁縫も同じ」で小学5年生の時、クラブ活動で裁縫をしていたような・・ (^_^; *
 さて、名古屋市のブラザー工業(株)本社と道路(空港線)を挟んで反対側にある、ブラザー工業(株)の歴史と製品の展示のあるブラザーコミュニケーションスペースを見学してきました。『愛・地球博』(2005年3月25日~9月25日)にあわせて2005年3月に開設されたものと想像しますが、名鉄名古屋本線の堀田駅を下車して徒歩2分という交通至便な場所に関わらず、「やっと・・」です (^_^;
 ミシンの技術開発の歴史、ミシンから発展した精密機械工業の歴史、ブラザー工業の歴史(麦わら帽子の製造機械がスタートだったと知り、驚かされました)が展示を通してよくわかり、とても楽しめました。
 機械設計に関心ある方、ブラザー工業の様々な製品に関心ある方にお薦めしたい施設です。
 なお、『愛知 産業観光ナビ』のWebサイト、産業観光施設を調べるのにとても参考になります。

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ブラザーコミュニケーション スペース

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ブラザー創業期の製品(麦わら帽子製作用水圧機(左、1924年)、麦わら帽子製造用環縫ミシン(右、1928年)

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技術と製品の歴史
・ ブラザー工業の歴史を「ミシン専業の時代」、「メカ技術による多角化の時代」、「メカトロニクスの時代」、「ネットワーク・コンテンツの時代」に分け、それに対してコア・テクノロジー(表面焼入れ技術、鋳造技術、木工技術、切削技術、モーター技術、プレス技術、精密加工技術、電子技術、サーマル印字技術、ドットインパクト印字技術、電子写真技術、インクジェット印字技術、通信技術)と製品の関係を示された図表を通してブラザー工業の製品の広がりを理解できました。

■ 世界のミシンの歴史とブラザーの創業期(壁面一面のミシンもここに展示)
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上糸と下糸の縫いのしくみがわかります

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文化服装学院文化祭ファッションショーの歩み

■ ヒストリーゾーン
 「こんな製品も・・」と興味深い展示でした。

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■ 体験ゾーン
 刺しゅう機能付きミシン、刺繍する布をX-Yテーブルで移動させて刺繍するもので「一種のロボットだなあ」と見ていて嬉しくなりました。
 シースルー型ヘッドマウントディスプレーを体験し、「慣れは必要だけど、使える用途は広いなあ」となりました。
 ギアモーターが展示されていてGTRという文字に「日精工業?」(現:(株)ニッセイ;機械設計していた時、日精工業の製品を使ったことがあるため)と反応してしまいました。そして同社がブラザー工業と関係が深く、2013年にブラザー工業の連結子会社化されていたことを知りました。
 体験ゾーンの一画にブラザー工業に関わる本も置かれていました。

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刺しゅう機能付きミシン

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シースルー型ヘッドマウントディスプレー WD-100G/A

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iFデザイン賞2014受賞のプリンター

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■ ブラザー工業(株) 本社
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【私とブラザー工業の製品】
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EM501 (Brother)とdaisy-wheel

 EM501 (Brother)は出力専用(上のタイプライターのキーボード部分がないデザイン)のdaisy-wheel printerをtypewriterとしても使えるようにした製品です。daisy-wheelを交換することでタイプフェースを簡単に変えることができます。PC(当時はPC-9801全盛期)とRS-232Cケーブルで接続し、Wordstar で作成した文章をこのプリンターで印刷という使い方ができました。当時の勤務先で「処分する」と聞き、貰い受けてきました。なお、現在はある科学館の収蔵庫に眠っていると思います。

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STAMP IT! (CASIO KS-100)

 PCとRS-232Cケーブルで接続してオリジナルデザインのスタンプを簡単につくることのできる"STAMP IT!"、CASIOから販売の製品ですが、機構部はブラザー製です。スタンプは一度制作してしまうとその後、制作する機会はなかなかないことを改めて認識させられた製品です。


* : 基本、「男だから」、「女だから」という理由で「あれするな」、「これするな」という考え方は嫌いだったようです。16才の時だったでしょうか、一応、制服はあった気もしますが、通学の服装は自由で、冬の訪れが近くなり、駅近くの洋裁品店で厚手の黒い布生地が安くでているのを見て、「ケープのようなもの」を作ることを思いつき、買いました 。そして型紙的なものを描いて布を裁って縫い上げました。「まあまあかな・・」と出来上がった翌日、学校へ着ていき、多くの男子学生に慕われていた先輩女子学生に「自分で作ったのね」と言われて少し誇らしく、少し恥ずかしくなりました。そしてその後、そのケープを着ていくことはありませんでした。
 なお、「ケープのようなもの」、厚地のため、ミシンでなく、手縫いしたと思いますが、記憶が定かでありません。

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ブラザー コミュニケーション スペース(展示館)|ブラザー
http://www.brother.co.jp/bcs/
展示館 ブラザーコミュニケーションスペース|愛知 産業観光ナビ ~名古屋を中心に愛知・岐阜・三重の産業観光施設・観光スポット・モデルコースをご紹介~
http://nagoya-cci-industrial-tourism.jp/institutions/detail/29
「機械フェチ」はミシンも対象・・?:ロボット人間の散歩道:So-netブログ
http://robotic-person.blog.so-net.ne.jp/2010-09-22





「解(かい)」は己(おのれ)の中にあり 「ブラザー小池利和」の経営哲学60

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  • 作者: 高井 尚之
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2012/03/23
  • メディア: 単行本



ブラザーの再生と進化―価値創造へのあくなき挑戦

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  • 出版社/メーカー: 生産性出版
  • 発売日: 2003/12
  • メディア: 単行本



ロサンゼルスからロサンゼルスへ―ブラザー半世紀のエッセイ集 (1985年)

ロサンゼルスからロサンゼルスへ―ブラザー半世紀のエッセイ集 (1985年)

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ブラザーの歩み―世界に挑む (1971年)

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  • 出版社/メーカー: ブラザー工業 東京 ダイヤモンド社
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