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「ライティングデザイン事典 - 照明の計画と設計手法 -」 [本と映像・音楽の話]

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 神田古書店街歩きが好きでしばしばでかけています。店舗の前の平棚に安く値のつけられた興味のある分野の新書や専門書を見つけ、「安くて申し訳ないねえ」(心は浮き浮き)、「堅い本は売れませんから・・」などといった会話を交わしながら入手しています。上の本はやはり、店先で2,000円で売られていたものです。書名は事典ですが、目次のように内容はハンドブックで、厚手のグラビア印刷用の紙にカラー印刷され、見ているだけで照明の世界が楽しめます。469ページが本文でその後に131ページの製品などの企業広告のページがついています。24年前の本で新しい照明器具に対応していないこと、製品広告のページは役に立たないことがありますが、照明設計の基本は今も変わるものではありません。ハンドブック好きの人間は迷わず、レジに向かいました。
 考えさせられたのが「約四半世紀前と現在を比較するとどれだけ照明分野で技術開発が進んだのだろうか?」ということと、「現在の厳しい出版環境の中でこのような本が発行されることはないだろうなあ」ということでした。なお、amazonには「こんな(絶版となった昔の)本が?」とカタログに驚かされことがありますが、本書はカタログにはなく、「amazonで登録されていない本は多いのだろうなあ」と改めて認識させられました。

島崎信監修:「ライティングデザイン事典 - 照明の計画と設計手法 -」
1986年、産業調査会、36,000円
< 目次 >
第1章 光の世界
第2章 現代生活と光
第3章 照明と環境
第4章 住宅の照明
第5章 施設の照明
第6章 照明の計算と設計
第7章 光の構成
第8章 ライトツール

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BOOK TOWN じんぼう
http://jimbou.info/

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