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自転車と足踏みミシンの共通点 [2. 道具(自転車)]

DSCF1790.jpg
松戸市立博物館に展示の足踏みミシン

 機械設計をしていたことから機構には興味があります。「自転車のペダルを脚で漕ぐことを機構的に考えたらどういうことなんだろうなあ」と考えていて、足首以降を単純化して考えると機構学でいう「てこ・クランク機構」になることに気付きました。この機構は回転運動を揺動運動に変換するのが一般的な使い方で、逆の場合は思案点がありますが、揺動運動を回転運動に変換できます。これはまさに大腿部を腰を中心に揺動させてペダルを回転させる動作そのものです。この機構が成立するには各部の寸法に条件がありますが、そのことを考えると「うまく設計されているものだ」と感心してしまいます。
 上の写真はやはり「てこ・クランク機構」が応用された足踏みミシンです。

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34てこクランク機構・両クランク機構
http://rikanet2.jst.go.jp/contents/cp0380/contents/DswMedia/34/34_1.html

*:写真は時代的に新しいもの(といっても昭和30年代だと思います)で、写真からは機構部分がわかりませんが、Webで「足踏みミシン」でインターネット検索すると機構部の写った写真が閲覧できます。

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