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「新文化」で読む出版業界事情 [1. 取材・情報源]

 紙の文化は大切と思います。しかし、出版業界唯一の専門紙とする「新文化」のWebサイトを見ていると、紙を介さず情報を伝達できるようになった今日、紙にしがみついては生きていけない状況にあることを考えさせられます。
 1990年代、CD-ROMを使ったSONYの電子ブックをしばらく使っていたことを思い出します。「広辞苑とか書棚の場所取りの本を少なくできれば」という目的で入手したのですが、当時は紙の方が検索しやすく、置き換えることはできませんでした。しかし、現在はIC Dictionary (SR-E9000)が広辞苑をはじめとして何冊分もの辞書の役割を果たすようになり、広辞苑を片付けることができました。このように辞書をはじめとして紙である必要性が薄らいでしまったものが多くあります。
 1990年代後半から消費支出で純増となったものに携帯電話料金があります。これが書籍に対する支出を圧迫し続けているのは確かですし、電車の中で携帯でメール、あるいはゲームをしている姿を見る度に本を読む時間も圧迫しているなあと考えてしまいます。
 「出版不況」という言葉を紙面でよく見かけます。「不況」が景気の波の谷の部分を意味することを考えると少し違和感があります。構造不況業種に陥っているという言葉の方がしっくりくるように思えてなりません。出版業界で働くことを夢見ている学生さんには申し訳ないですが・・。

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新文化 出版業界紙
http://www.shinbunka.co.jp/


SEIKO IC DICTIONARY SR-E9000 (26コンテンツ, 英語充実モデル, 音声対応, シルカカードレッド対応)

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  • 出版社/メーカー: セイコーインスツル
  • メディア: エレクトロニクス



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