SSブログ

「医用電子生体工学ME事典」 [脳、心、リハビリ]

 2005年4月1日に日本生体医工学会となった日本エム・イー学会、下記のWebサイトの紹介に記載されていますが、その分野の英語名(medical electronics、medical engineering、biological engineering、bio-medical engineeringなど)に対して適切な日本語訳がないため、エム・イーという言葉を使ったとのこと。「医用電子生体工学ME事典」(下の写真)は、いきつけの古書店で入手したもので「I 概説」、「Ⅱ 用語」、「Ⅲ 資料」で構成され、「記述が30年前のもの」ということに留意しながら読む必要はありますが、そのⅠ編は全体像を把握するのに有用で記載の内容の多くが現在でも通用するように思えます。*
 事典でMEの学問体系として、生体計測工学、生体情報処理工学、生体モデル工学、生体作用工学、生体代行工学、医用系統工学という分類例の他、さまざまなものがあげられていますが、学際性の高い領域であることがわかります。基本的に医療機関などの非常に専門性の高い分野での応用を中心とし、一般の人には馴染みの少ないものであったのが、今日、MRIをはじめとしたその分野の成果がマスメディアを通して多くの人の目に触れるようになってきたように思います。また、学際的な研究を通じて、今後、さらに多くの成果が生まれることが期待されます。


日本エム・イー学会編 「医用電子生体工学ME事典」、842ページ、1978、コロナ社

社団法人日本生体医工学会
http://www.jsmbe.or.jp/

* 「ME教科書シリーズ」
http://www.jsmbe.or.jp/journal/me-kyoka.html
・ ME分野の本格的な勉強のために


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:仕事

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント