「進化しすぎた脳」 [脳、心、リハビリ]
著者が慶應義塾ニューヨーク学院高等部で8人の中高生を対象に全4回、10日間にわたって行った脳科学講義の内容をまとめたのが本書。副題の「中高生と語る[大脳生理学の最前線]」はこれが理由。会話中の文章で自分で話すように読むと、なぜか理解が深まる気がします。
本書の「はじめに」でファインマンの言葉として紹介される「高校生レベルの知識層に説明して伝えることができなければ、その人は科学を理解しているとは言えない」という言葉、なかなか重いものがあります。
(NHKスペシャル「立花隆・最前線報告・サイボーグ技術が人類を変える」で登場したリモコンネズミの原理、サルがロボットアームを動かす原理についても触れられています。)
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