「第1回 AI・人工知能 EXPO」の会場で思う [科学技術とジャーナリズム]
「第1回 AI・人工知能EXPO」を開催の東京ビッグサイトへ6月29日に行きました。その会場内は人、人、人、・・・で年末のアメ横を思い出させるもので各ブースをじっくり見られる環境でなく、「人工知能バブル?」と考えたのですが、同時開催が「コンテンツ東京2017」で「その分野に関心ある来場者の影響か・・」と気づきました。ただ、「マスメディアはそのような冷静な評価はせずに騒ぐだろうなあ・・」です (^_^;
臨時受付
----------
第1回 AI・人工知能 EXPO - AI・人工知能 EXPO | リード エグジビション ジャパン
http://www.ai-expo.jp/
コンテンツ東京2017-人と技術とサービスをむすぶ国際総合展 | リードエグジビションジャパン - Contents-Tokyo
http://www.content-tokyo.jp/
まだ、ディープラーニング黎明期で、色々と製品化されたとは行っても、実業務をこなすには、限定された業務でも、60点未満ぐらいかと思います。高得点なのは、将棋や画像診断などの、かなり専門性の高い領域だけでしょう。
でも、メディアは、NHKも含めて、こぞって、AIブーム到来、なんでも聞けば答えてくれるコンシェルジュ登場で従業員を減らせるかのように報じていて、本当にそうなのか、今のレベルで日本中の企業に導入が進むとは、とても思えません。
もう少し深掘りして報道してくれないと、視聴者が誤解すると思います。
by とし@黒猫 (2017-07-02 08:34)
>とし@黒猫さん、
私も同意です。
6月25日のNHKスペシャル「人工知能 天使か悪魔か 2017」を見ましたが、番組制作者のバイアスが強くかかっていました。まず、その人の不安をかきたてて視聴率をかせごうというタイトル。そして内容も、人工知能の研究者の慎重な説明を無視(理解する力がない?)した構成。タクシー会社の乗客率を高めた事例は「人工知能」と大きくうたうようなものでもないと思うのですが・・。
人工知能バブルを起こしたい人々(例えば、投資家は株価の上昇する理由さえあればいい)と結託しているように思えてなりません。
このような番組制作に求められる客観性はどこにいってしまったのか、情けない気持ちがしています。
-----------
「IBMワトソンが描くメディアの未来」(2017年6月13日、早稲田大学「メディアの将来像を考える会」):ロボット人間の散歩道:So-netブログ
http://robotic-person.blog.so-net.ne.jp/2017-06-17
by robotic-person (2017-07-02 09:29)