世田谷区立郷土資料館 [展示会、セミナー、博物館等]
昨年末のblogで東京都区部の郷土資料館23館中17館を見学したことを報告しました。新しい年となって「見学を!」で国指定重要文化財・東京都史跡となっている世田谷代官屋敷の敷地内にある都内最古の公立地域博物館の世田谷区立郷土資料館へ東急世田谷線を利用して行きました。
案内図
■ 世田谷(大場)代官屋敷(国指定重要文化財・東京都史跡)
世田谷区立郷土資料館は世田谷代官屋敷敷地内にあり、ボロ市通りから、最初に世田谷代官屋敷の茅葺の表門が見えた時は嬉しくなりました(パンフレット)。そして主屋とその内部の台所を見た後、郷土資料館へ移動しました。
表門
主屋
主屋の台所
■ 世田谷区立郷土資料館
世田谷区立郷土資料館は前川國男設計により1964年竣工し、新館部分が1987年に増築されました。
博物館に入館し、入館票を記入し、その半分を切ってしおりとして頂戴しました。常設展示については「郷土資料館・世田谷の歴史と文化(常設展示)について」で紹介されていて参考になります。
左側は建築家・前川國男設計の1964年開館の博物館、右側は1987年に増築された新館
館内案内図
入館票を記入し、切り離した部分をしおりとして頂戴しました
【1階展示室】
玉川上水木樋や土器が展示されています。
【2階展示室】
世田谷の旧石器時代から家電の三種の神器(白黒テレビ・洗濯機・冷蔵庫)といわれた時代までが主に展示されています。
文京ふるさと歴史館で神田上水の果たした役割の大きいことを知りましたが、昔、世田谷区となっている地域は水の面から水田はできず、畑作が中心であったこと、また、水田のように年貢をとられないことも畑作に力を入れられたことを知りました。
世田谷区周辺の遺跡のマップ
野毛大塚古墳に関する展示
奥沢神社の大蛇(1/2の模型)
井伊直弼に関係する展示もありました
■ 季節展「ボロ市の歴史」(2016年12月13日~2017年1月29日)
新館の2階で季節展「ボロ市の歴史」が開催されていてこれも楽しめました。
■ 野毛大塚古墳の発掘
新館1階では2016年8月17日に国重要文化財に指定された野毛大塚古墳出土品に関連してその発掘状況のスライドショーが上映されていました。
■ 屋外展示
資料館の壁に沿って様々な石の史跡が展示
衛兵詰所と火災報知器
■ ボロ市が開催される道路
ボロ市が毎年1月15・16日、12月15・16日の4日間、世田谷駅と上町駅の間で開催されます。
世田谷区立郷土資料館前の道路(季節展「ボロ市の歴史」の展示に対応)
上町駅から世田谷区立郷土資料館へ向かった際に通った道もボロ市の開催場所でした。
■ 世田谷天祖神社
上町駅から歩道橋を渡り、世田谷天祖神社の境内経由で行くのが世田谷区立郷土資料館への近道のようです。
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世田谷区立郷土資料館 | 世田谷区
http://www.city.setagaya.lg.jp/shisetsu/1213/1265/d00138265.html
東京都区部の郷土資料館:ロボット人間の散歩道:So-netブログ
http://robotic-person.blog.so-net.ne.jp/2016-12-31
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