航空機設計者 土井武夫 生誕110周年記念（～2015年4月5日、かかみがはら航空宇宙科学博物館）

　先のblogでかかみがはら航空宇宙科学博物館で開催の企画展『航空機設計者 土井武夫 生誕110周年記念』が4月5日まで延長されたことを書きました。
　3月15日、所用で愛知県へでかけてそれを済ませ、「『小牧基地オープンベース（航空祭）』か、 それともかかみがはら航空宇宙科学博物館の企画展か」と少し考えた後、「かかみがはら航空宇宙科学博物館へ行こう!」になりました。
　入場券を購入して館内に入ると陸軍乙式一型偵察機　サルムソン2A-2が展示され、その奥に土井武夫氏に関する常設展示があり、企画展は出口近くのコーナーで開催されていました。土井武夫氏が平成5年9月8日の日本航空宇宙学会・中部支部主催の定例懇談会で講演された「～　現代の航空工業界への想いを語る　～」（上映時間12分）の映像を見ることができ、とても刺激を受けました。なお、企画展のパネルの中でフォークト博士との議論に対して次の言葉があり、「拙計」という文字に「ズキッ」と胸が痛みました (^_^; 　

「理論に実際の経験が伴ったときに、初めて本当のエンジニアといえるのだと、またいわゆるテ（手）へんの拙計と言（ごん）べんの設計との違いはこんなところにあるのだと、しみじみと思い知らされた。」　


陸軍乙式一型偵察機　サルムソン2A-2




土井武夫氏に関する常設展示


土井武夫氏の企画展会場


土井武夫氏の企画展会場での映像作品


ミュージアムショップで購入した企画展の本と土井武夫著『飛行機設計50年の回想』（1989年； 2014年6月に初版第2刷発行）


土井武夫氏の企画展会場で飛燕が2016年秋公開予定の紹介

■　火星探査ローバー
　「愛・地球博」アメリカ館で展示の火星探査ローバー（SpiritとOpportunity）のモックアップが展示されていてうれしくなりました、細部を見るとモックアップということがわかるのですが・・。SpiritとOpportunity、当初予定した期間を大幅に越えて探査活動を行ないましたが、展示は「愛・地球博」時点の探査成果が紹介されるのみです。その後の探査成果も紹介してくれたら・・、とつい考えてしまいました。







■　飛行機の展示
　多数の航空機の展示はやはりとても楽しませてくれました。なお、ヘリコプターの操縦席をそのまま利用して、模型のヘリコプターを対象に操縦する訓練シミュレータは健在でしたが、10年前見たジェット飛行機の訓練機T-4のフライトシミュレータ、小型ヘリコプターのフライトシミュレータはパーテションで隠されていました。












■　宇宙関係の展示




■　入口から屋外展示










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航空機設計者 土井武夫 生誕110周年記念（～2015年4月5日、かかみがはら航空宇宙科学博物館）：ロボット人間の散歩道：So-netブログ
http://robotic-person.blog.so-net.ne.jp/2015-03-10
なごや航空文化フェスタ2015 （2月21日）、小牧基地オープンベース（航空祭） （3月15日）：ロボット人間の散歩道：So-netブログ
http://robotic-person.blog.so-net.ne.jp/2015-02-13-1

飛行機設計50年の回想

• 作者: 土井 武夫
• 出版社/メーカー: 酣燈社
• 発売日: 1989/10
• メディア: 単行本