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露出計を簡易照度計として使って、照明設計について考えさせられたこと [住居]

SEKONIC.jpg
DIGILITE L-318(SEKONIC)

 住処の集合住宅の玄関ホール・廊下の照明器具を以前、交換・増灯して住居内で一番明るい場所にしました。しかし、「どれくらい明るくなったのか?」については測定していませんでした。ふと、最近、出番のない露出計が簡易照度計として使えることを思い出し、早速、測定してみました。その結果、床面で100(lx)弱となりました。
 JIS Z9110の照度基準によれば玄関内は75~150(lx)、(社)照明学会「屋内照明基準 JIES-008(1999)」の推奨照度は50~100(lx)とのことですので、「明るい」と思ったのが特別明るいわけでもないことを知りました。そして住処の玄関ホール・廊下の以前の照明が、廊下・階段に対応する30~75(lx)で設計されたのではないか、ということに気づかされました。
 玄関ホールが明るいと帰宅して暖かい光に包まれるようでほっとした気分になれますし、靴磨きも楽しい作業になります。設計の年代もあるかもしれませんが、各部屋についてお仕着せでない、自分が気分のよいと思う明るさを見つけることが必要だなあ、と改めて考えさせられました。

 昔、「照明ハンドブック」という本を手にして、「よい本だなあ」と思ったのですが調べてみると、下記の本の1978年版。それが2003年と四半世紀経っての第2版の発行ですので、多くの照明に関する電気設備設計者が旧い知識に基づいて設計していたのかもしれません。(1987年に同じ照明学会編、同じ出版社であるオーム社から「ライティングハンドブック」が発行され、改題されたのかと思っていたのですが・・)


照明ハンドブック

照明ハンドブック

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: オーム社
  • 発売日: 2003/11
  • メディア: 単行本



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