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『ベッドサイドの筋電図ハンドブック』 [ロボット]

 筋電を応用したものとしてOtto Bock社の筋電義手システム MYOBOCKがあります。しかし、厚生労働省の筋電義手の支給基準が厳しく、これを利用できる人は多くありません。そのような環境で、筋電を用いた優れた研究を行ないながら、必要としている人へ届けることができず、研究の先が見えず苦しんでいる研究者と企業があります。
 マスコミからも注目を集めている福祉型ロボットスーツHALのリース販売が10月22日に始まりましたが、リース料金は両脚タイプで月22万円、単脚タイプで月15万円(保守料込み)とされます。福祉・介護施設への販売が中心とされますが、個人が費用負担するのは難しい価格設定であることは確かです。
 しかし、このHALの研究、東京大学の横井浩史准教授を中心とした筋電義手の研究など、コンピュータ処理能力の向上に支えられ、1990年代の筋電を入力としたロボット関連研究からは一段高いレベルになっていることは確かです。そこで筋電に関する基本的な知識を得ようと本を探していたのですが、これまで目にしたME関係の本は触り程度の内容で、「ウーン・・」と唸っていました。
 11月28日、でかけたついでに神田古書店のいつもの店へ立ち寄り、床に直置きされた本をなにげなく見たら、「筋電」と書かれた背表紙の文字が目に入りました。それが以下の『ベッドサイドの筋電図ハンドブック』でした。パラパラとページをめくって、「これこれ!!」と嬉しくなってしまいました。「こんな価格でいいの?」という価格設定だったため、申し訳なく思い、もう一冊、買い求めて帰路につきました。
 専門書は発行部数が少なく、大学図書館にもない場合があります。本にも「一期一会」があると思います。(といいながら、同じ本を入手したことが一度ならずあるのは困ったものですが・・)

オットーボック・ジャパン株式会社
http://www.ottobock.co.jp/gishu/index.html
CYBERDYNE
http://www.cyberdyne.jp/


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ベッドサイドの筋電図ハンドブック―診断の要点と手技

  • 作者: Rajesh K. Sethi
  • 出版社/メーカー: メディカル・サイエンス・インターナショナル
  • 発売日: 1990/01
  • メディア: -



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