『トランジスタ技術』（2022年1月号）の特集は「実用元年！cm級GPS大実験」

　GPSを意識するようになったのは以前のblogで書いたように、1994年に雲仙普賢岳の火砕流後の無人化施工の見学でGPSが測量に用いられていることを知ってからでした。そして当時、１システム１千万円と聞いた装置が、スマートフォンの必須の機能として内蔵されるようになったことに技術の普及を感じ、GPS技術に関連する展示会へ行く中でその周辺技術が日進月歩で進化し、応用分野が広がっているのを感じています。
　GPSを補う「みちびき」（準天頂衛星システム）のH-IIAロケット44号機による準天頂衛星「みちびき初号機後継機（QZS-1R）」の打上げが10月26日に成功し、「「みちびき初号機後継機」の試験信号の送信について」として2022年 1月26日より試験信号の試験が開始されることが報じられています。現在4機体制で運用の準天頂衛星システムは、2023年度を目途に7機体制確立に向けて開発・整備が進められているとのことです。
　書店で『トランジスタ技術』（2022年1月号）を目にし、特集「実用元年！cm級GPS大実験」（98ページの記事）とGPSを補完する技術に関する特設「性能を決める電波技術・・・マルチパスとその対策」（13ページの記事）が収録されているのを見て、即、「入手」となりました。連載「エンジニアのための宇宙開発ウォッチ」は「第4回　世界初！　超音速燃焼「デトネーション」のロケット」も興味深く読めました。

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GPS.gov: Space Segment
https://www.gps.gov/systems/gps/space/
Global Positioning System - GIS Wiki | The GIS Encyclopedia
http://wiki.gis.com/wiki/index.php/Global_Positioning_System
Global Positioning System - ETHW
https://ethw.org/Global_Positioning_System
みちびき（準天頂衛星システム：QZSS）公式サイト - 内閣府
https://qzss.go.jp/
2022年1月号 | トランジスタ技術
https://toragi.cqpub.co.jp/magazine/202201/
企画展「大転換！平成の測量」（2019年11月6日～12月20日、国土地理院「地図と測量の科学館」）：ロボット人間の散歩道：SSブログ
https://robotic-person.blog.ss-blog.jp/2019-11-30
雲仙・普賢岳の火砕流と無人化施工：ロボット人間の散歩道：SSブログ
https://robotic-person.blog.ss-blog.jp/2020-09-29

トランジスタ技術 2022年1月号

• 出版社/メーカー: CQ出版
• 発売日: 2021/12/10
• メディア: 雑誌

コメント 2

GPSを意識たのはカーナビが最初かなぁと思います。
今では携帯電話に搭載されているのが標準仕様みたいな普及していますね
子供のころはマンガやアニメに出てくる未来の”機械”でした。
by 青い森のヨッチン (2021-12-30 20:50) 

＞青い森のヨッチン さん、
カーナビで思い出すのが、ホンダが「ジャイロセンサーと距離センサーによりクルマの移動する“方向”と“距離”を検出することで、道路上の自車位置を電子データとして置き換える」とする世界初の地図型自動車用ナビゲーションシステム “ホンダ・エレクトロ・ジャイロケータ” を1981年に発表したことでした。
　この分野に関心があり、「精度をだすのが難しい」を知っていて同システムの使用手順を読み、「やはり」となりました。
　以前は知らない土地で目的地へたどり着くために「ポケット地図」の携行が不可欠でしたが、今日はスマホのGoogle Mapで対応できます。すごい時代ですね (^_^)

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Honda｜テクノロジー図鑑｜ホンダ・エレクトロ・ジャイロケータ
https://www.honda.co.jp/tech/internavi/

by robotic-person (2021-12-31 13:21)