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レコードプレーヤ QL-A70(Victor)のメンテナンス [2. 道具(AV機器)]

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QL-A70(Victor)
・ 操作ボタンは左奥がPOWER、左手前から45/33の回転数切替、ターンテーブルのSTART/STOP
・ 右側の操作ボタンはトーンアームのLIFT UP DOWN用CUEING

 『現代道具考』の中でAudioとしてQL-A70 (Victor;写真上)について「レコード盤が300枚位あるので、欠かすことのできないレコードプレーヤ(1983年発売)です。DDドライブで重量は12.3kg。この頃のレコードプレーヤはS/N比、剛性、そして重さで競っていたような記憶があります。当時のTRIO(現KENWOOD)の「機械設計屋的なアプローチ」という製品にも魅力を感じていたのですが、デザインからQL-A70を選びました。それまで使っていたPIONEERのベルトドライブのレコードプレーヤ(たぶん、PL-25E)のようにベルトの伸びを気にしなくて済み、また、モータの回転音も気にならなくなりました。トーンアームの使い勝手が今ひとつなのですが、飽きのこないデザインのため、使いつづけています。」と書き、本blogの中でQL-A70について何度か、触れました。ただ、現在、以前のようにはレコード盤に針を下すことはなくなりました。
 そして先のblogのようにPHONO INも備えるAVレシーバーのVSX-S520(Pioneer)を入手したことから久し振りにレコードをかけてみました。

 ターンテーブル、POWER ONのボタンを押した後、STARTボタンを押したところ、暫くそのGREEN LEDが点灯したのですが、回転が上がらず、GREEN LEDが消灯し、停止してしまいました。そこで「軸受けのグリスが劣化して回転抵抗が増加したため?」と考え、STOPの状態のまま、ターンテーブルを手で暫く回転させました。そして再度、STARTボタンを押したところ、GREEN LEDが点灯し状態で回転が維持されました。そして33rpmと45rpmの切り替えも問題なく行えました。何度か、STARTボタンの操作を行ったところ、やはり、回転が上がらず、GREEN LEDが消灯して停止する症状が現れました。「経年劣化で接点部分の接触不良が起きているか、それともSTARTボタンを押した後の自己保持回路がうまく働いていない?」となりました。
 トーンアームのUP / DOWN用のリフターのCUEINGのボタンを操作したところ、以前、使用していた時も気になりましたが、反応がよくありません。そこで「アームリフター部分の潤滑剤の硬化」を疑い、アームリフターの本体を数十回上下しました。続いてCUEINGのボタンの電気的接点の劣化を疑い、電源OFFの状態で数十回、ボタン操作をしました。そして、まだ、CUEINGのボタン操作に対してリフターの動きが完全に対応しているとはいえませんが、「まあ、これなら」という状態になりました。START/STOPボタンと同様、電気回路的には単純な自己保持回路を使用と想定されますが、「スイッチの接点部分の経年劣化があるのかな」となっています。
 現時点でQL-A70、若干、使い勝手は悪いですが、使えていますので「当面、このまま、使用していこう」ですが、「分解して電気的接点の部分が改善できるならば対応してみたい」という気持ちもあります。そこでQL-A70の修理やメンテナンスについて書いているWebサイトを検索し、「今後のために」で本blogの末尾にまとめました。

 JVCの「レコードプレーヤーに関するQ&A」を見て家庭用製品修理窓口JVCケンウッドカスタマーサポートセンターにも電話で確認し、QL-A70は既に補修部品がなくなった機器のため(1983年発売開始で販売終了がいつだったか、わかりませんが、仮に5年間販売されていたとしても30年以上前の製品ですから、当然といえば当然)、部品交換が必要な場合、修理できる可能性は低いこと、修理が可能かの判断は近くの【持ち込み修理】に対応のJVCケンウッドカスタマーサポートセンター(私の場合、日本橋の東京サービスセンター)に持ち込むか、【送付修理】に対応のJVCケンウッド・サービス(私の場合、横須賀サービスセンター)に送付して判断となり、修理できない場合も点検費用として1,500円がかかり、送付修理の場合、それに加えて送料がかかるとのことでした。

【(私の近くの)持込修理先】
東京サービスセンター 〒103-0002
東京都中央区日本橋馬喰町1丁目14-5日本橋Kビル1階
JVCケンウッドカスタマーサポートセンター 
TEL 0120-2727-87、FAX 03-3669-4191

【(私の近くの)送付修理先】(私の場合)
〒239-8528
神奈川県横須賀市神明町58-4
JVCケンウッド・サービス 横須賀サービスセンター
電話番号 0120-2727-87


【追記:QL-A70が壊れた場合の心の準備】
 QL-A70はデザインの面からも大好きなレコードプレーヤーで、今後も大切に使っていくつもりです。ただ、「もしも・・」に対して昨年の「特価のフォノアンプ内蔵アナログターンテーブルTN-350(TEAC)を見て」というblogで「SL-1200MK7(Panasonic)と「VGP 2015 SUMMER」受賞のCP-1050(D)(ONKYO;クォーツロック・ダイレクトドライブ方式)はフォノイコライザーを搭載していないことから対象外)」と書きましたが、フォノイコライザー内蔵のVSX-S520を入手したことから、更新時の候補に含まれることになりました。

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【メインシステム】|Audio | 現代道具考
http://www002.upp.so-net.ne.jp/maktich/AV/desktop-audio.html
製品企画にうならされたレコードプレーヤー "DP200USBSP"(DENON):ロボット人間の散歩道:SSブログ
https://robotic-person.blog.ss-blog.jp/2009-02-08
アンプの省電力化の検討:ロボット人間の散歩道:SSブログ
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フォノアンプ内蔵アナログターンテーブルTN-350(TEAC)と秋葉原の夜景:ロボット人間の散歩道:SSブログ
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特価のフォノアンプ内蔵アナログターンテーブルTN-350(TEAC)を見て:ロボット人間の散歩道:SSブログ
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AVレシーバーVSX-S520(Pioneer)の基本設定:ロボット人間の散歩道:SSブログ
https://robotic-person.blog.ss-blog.jp/2020-03-03
VICTOR QL-A70の仕様 ビクター
https://audio-heritage.jp/VICTOR/player/ql-a70.html
Victor QL-A70 修理 ①
http://oyajinosyumi6146.web.fc2.com/ql-a70-101.html
Victor QL-A70 修理 ② リフタースピード
http://oyajinosyumi6146.web.fc2.com/ql-a70-102.html
ビクター製QL-A70アナログプレーヤー故障修理 | 滋賀オーディオサービス 公式ブログ
http://blog.shiga-audio.com/?eid=492
Victor QL-A70 レビュー : オーディオの常識は非常識
https://xsmhp160.exblog.jp/28441881/
レコードプレーヤー修理 ターンテーブル修理 Victor QL-A70
http://www015.upp.so-net.ne.jp/repair/sub5-victorqla70.html
QL-A70修理から戻ってきたが - Matsukata Factoryです。
https://matsukat.blog.fc2.com/blog-entry-585.html
QL-A70 アームリフター昇降調整リトライ - Matsukata Factoryです。
https://matsukat.blog.fc2.com/blog-entry-583.html
レコードプレーヤーに関するQ&A | オーディオサポート情報 | オーディオ | 家庭用製品 | JVC
https://www3.jvckenwood.com/audio_w/support/record/
audio-technica|Cartridge Navi|アナログレコード入門
https://www.audio-technica.co.jp/cartridge/navi/analog/02.html

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