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魔が差してPCのデジタル音声出力(同軸)のR-K711への接続を試みる [2. 道具(AV機器)]

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 先のblogで住処のPC & AVシステムの接続状況を紹介しましたが、それで気になり始めたのがLDとベッドサイドのシステムはソースとアンプの間をデジタル接続しているのに、作業部屋のシステムはPCのHP Pavilion Desktop PC m9380とアンプとして使用のCDレシーバーのR-K711(Kenwood)はRCAケーブルでアナログ接続していることでした。
 R-K711はプリアンプ段がフルデジタルでD.AUDIO入力とデジタル入力(光)に対応しています。一方、HP Pavilion Desktop PC m9380はデジタル音声出力端子(同軸)を備えています。ただ、m9380に内蔵の地上/BS/110度CSデジタル放送フルハイビジョンテレビキャプチャーボードPIX-DT090-PE0 (PIXELA)の音声出力は「アナログ出力のみに対応。USB、IEEE1394などの外付けサウンドデバイスには対応しておりません。」と書かれています。PCディスプレイの小ウィンドウ上にテレビを開き、ながら見が目的ですので、素直に手持ちのRCAケーブルでアナログ接続して使って来ました。
 そこで留まっておけばよかったのですが・・ (^_^;

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 PCとアンプはアナログ接続。ネットワークオーディオは実現。


■ デジタル化への試み
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AT-HDSL1、同軸デジタルケーブル、光デジタルケーブル(audio-technica)

 「PIX-DT090-PE0のオーディオ出力はアナログ出力のみに対応 」の注意書きから「回路的にデジタル接続できても使えないだろうなあ」と考えながら、m9380のデジタル音声出力(同軸)とR-K711の光デジタル(角型プラグ)を変換接続できる「同軸←→光のデジタル信号を自在に変換」とするAT-HDSL1 (audio-technica、写真上)が見つかったため、「試してみたい!!」という悪い病気が発症(^_^;)し、AT-HDSL1 と接続用の光デジタルケーブル、同軸デジタルケーブルをポチッとしてしまいました。そして届いた機材を使ってm9380とR-K711を接続したところ、予想通り無情な音声を出力できません。のメッセージ・・・。諦めてアナログ接続に戻し、入手した機材を箱に戻しました。
 なお、最新のPIX-DT260 (PIXELA)ではサウンドは「DirectXに対応した音声出力機能  ※デジタル音声出力を楽しむためには、PUMAに対応したサウンドデバイスが必要です。 ※BluetoothおよびUSBなどの外付けサウンドデバイスには対応しておりません。」とされます。

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HP Pavilion Desktop PC m9380のデジタルオーディオ入出力

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RCAケーブルでアナログ接続時

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AT-HDSL1 を使ってデジタル接続時

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(予想通り)PIX-DT090-PE0 では「音声を出力できません。」のメッセージ

■ まとめ
 以下にデジタルオーディオ、ネットワークオーディオを解説するリンク先を紹介します。「著作権保護の関係からだめだろうなあ」と薄々認識しながら「試したい」に効し切れずAT-HDSL1 を入手してしまった私・・。困ったものです。
 作業部屋、ベッドサイドに加え、今回のスティック型PC とLDの液晶テレビの組合せでLDでもインターネットラジオをはじめとしてインターネット経由で多くのソースにアクセスできるようになりました。しかし、私の場合、レコード、CDを抱え、従来のオーディオからネットワークオーディオへ完全移行する気持ちは今のところ、全くありません (^_^:
 気になっているのが、業界として売らんがための論法としてデジタルオーディオ、ネットワークオーディオという言葉が使われているのではないかという点です。「音楽を楽しむという本来の目的が忘れられ、機器を整備するのが目的化してしまっている人がいるのでは・・」と今回の私の失敗から推測されます・・ (^_^; )

* * * * *

■ デジタルオーディオ、ネットワークオーディオ
【デジタルオーディオ】
 デジタルオーディオはソースのデジタル化とそれに対応した機器のデジタル化との二つの面があると思います。そしてまず、思い浮かぶのがCDとCDプレーヤーです。
 昔々、電気工学を勉強していた時代があり、デジタルオーディオについて何となくわかっているような気がしていましたが、EDN JapanのWebサイトで『デジタルオーディオの基礎から応用』という6回連載の技術解説を見つけ、知識の整理ができました。ご関心ある方に参考となれば・・。

【ネットワークオーディオ】
 (一社)日本オーディオ協会に『ネットワークオーディオ ( Network Audio ) の魅力と楽しみ方を伝える ネットワークオーディオ総合サイト』があります。その中で「ポータブルプレーヤーや携帯電話・スマートフォンで楽しむ音楽鑑賞、インターネットで購入した音楽ファイルをPCなどに取り込んで鑑賞するなど、従来のCDで楽しむオーディオから脱却した21世紀型のオーディオがネットワークオーディオです。」という説明があります。
 ただ、この説明、何となくわかるという感じでいたところ、Phile-webで新連載「一からわかる!音楽ファンのための “ネットオーディオ” 完全ガイド」が1月13日よりスタートしたのを見つけました。現在、4回まで掲載されています。

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