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「ヘレン・ケラーはどう教育されたか ― サリバン先生の記録」、「障害者は、いま」、「電子書籍アクセシビリティの研究」、「障害者雇用とディスアビリティ・マネジメント」、「相模原事件とヘイトクライム」 [本と映像・音楽の話]

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 12月3日は国際障害者デー(International Day of Disabled Persons)とされます。また、日本独自に「障害者の日」が12月9日に定められています。

 「障害児が十分に教育可能であることを事実で証明した本記録は障害児教育に携わる人々や全ての子らを賢くしたいと願う人々に大きな示唆を与える。」と内容紹介される アン・サリバン (原著), 槇恭子 (訳)「ヘレン・ケラーはどう教育されたか ― サリバン先生の記録」(1973年、明治図書出版)をBOOKOFF SUPER BAZAAR イトーヨーカドー流山店で入手しました。
 「障害者は何を望んでいるか.彼らの自立を阻む壁は何であり,それはどのように崩されつつあるのか.ボランティア活動のあり方をどう考えるべきか――.20年間,4000本のラジオ番組制作を通して障害者問題と深くかかわってきた著者が,すべての人間が共に生きる社会の実現を願って,福祉・教育・雇用などの現状と課題を具体的に語る」と内容紹介される 大野 智也 (著)「障害者は、いま」(1988年、岩波書店)をBOOKOFF 岡崎井ノ口店で目にし、34年前の本ですが、気になって入手しました。
 「電子書籍のアクセシビリティ機能について総合的に研究。視覚障害や老眼等で読書が困難になった人や、通勤電車などでの音読のニーズを踏まえた上で、電子書籍のアクセシビリティ機能の現状や将来の展望を明らかにする。」と内容紹介される 松原 聡 (編著)「電子書籍アクセシビリティの研究」(2017年、東洋大学出版会)はBOOKOFF 秋葉原駅前店で入手しました。
 「いまや世界的な趨勢となっている障害者雇用。法的な理由だけではなく、率先して非健常者(ディスアビリティ)を雇用・管理することが時代の要請となっている事を丹念に考察。」と紹介される 二神恭一/ 二神常爾/ 二神枝保 (著)「障害者雇用とディスアビリティ・マネジメント」(2017年、中央経済社)はBOOKOFF 埼玉三郷店で入手しました。
 2016年の相模原事件のニュースに接した時、加害者の大麻の常習も報道されていて「薬物中毒で人格崩壊して事件をおこしたのではないか」と気になっています。「2016年7月に起こった相模原事件は,重度の知的障害者が襲撃され,19名が亡くなるという戦後最悪の被害を出した.怒りと悲しみが渦巻くなかで,加害者の障害者抹殺論を肯定する声も聞かれている.日本社会に蔓延する差別意識が最も残酷な形で現れたのが相模原事件だったのではないか.事件の本質を探り,障害者差別の根を断つ方途を考える.」と内容紹介される 保坂展人 (著)「相模原事件とヘイトクライム」(2016年、岩波書店)もBOOKOFF 秋葉原駅前店で入手しました。なお、紹介文中の「日本社会に蔓延する差別意識」というのは、事件について「薬物中毒による人格崩壊が原因ではないか」から「単純化しすぎでは」と感じています。

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(各税込670円→税込220円、税込110円、税込220円、税込220円、税込330円→税込220円)
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「国際障害者デー」(12/3) – ユネスコスクール 公式ウェブサイト
https://www.unesco-school.mext.go.jp/international-day/international-day-of-persons-with-disabilities-12-3-2/
International day of persons with disabilities
https://www.who.int/campaigns/international-day-of-persons-with-disabilities
障害者週間とは - 内閣府
https://www8.cao.go.jp/shougai/kou-kei/shukan/shusi.html
映画で描かれる障害:ロボット人間の散歩道:SSブログ
https://robotic-person.blog.ss-blog.jp/2006-02-24
「障害者の権利と法的諸問題」、「障害者の介護保障訴訟とは何か!」、「福祉工学の挑戦」、「高次脳機能障害と家族のケア」、「ADA(障害をもつアメリカ人法)の衝撃」:ロボット人間の散歩道:SSブログ
https://robotic-person.blog.ss-blog.jp/2021-12-03
ヘレン・ケラーはどう教育されたか:サリバン 著 - 明治図書オンライン
https://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-118809-4
アン・サリヴァン - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%83%AA%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%B3
Anne Sullivan - Wikipedia
https://en.wikipedia.org/wiki/Anne_Sullivan
障害者は,いま - 岩波書店
https://www.iwanami.co.jp/book/b267855.html
【著作紹介】電子書籍アクセシビリティの研究 ―視覚障害者等への対応からユニバーサルデザインへ | Toyo University
https://www.toyo.ac.jp/library/academic_book/2017/9784908590016/
障害者雇用とディスアビリティ・マネジメント | 中央経済社ビジネス専門書オンライン
https://www.biz-book.jp/isbn/978-4-502-20161-5
障害者雇用とディスアビリティ・マネジメント (中央経済社): 2017|書誌詳細|国立国会図書館サーチ
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I027970317-00
19のいのち 相模原障害者殺傷事件の犠牲者|NHK
https://www.nhk.or.jp/d-navi/19inochi/
相模原事件とヘイトクライム - 岩波書店
https://www.iwanami.co.jp/book/b266472.html
相模原事件 妄想なのか思想なのか? | ヨミドクター(読売新聞)
https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20160829-OYTEW176615/
相模原事件が問うもの 少数派の排除、暴力を生む|好書好日
https://book.asahi.com/article/11721834


ヘレン・ケラーはどう教育されたか―サリバン先生の記録

ヘレン・ケラーはどう教育されたか―サリバン先生の記録

  • 出版社/メーカー: 明治図書出版
  • 発売日: 1995/04/01
  • メディア: 単行本



奇跡の人 ヘレン・ケラー自伝 (新潮文庫)

奇跡の人 ヘレン・ケラー自伝 (新潮文庫)

  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2004/07/28
  • メディア: 文庫



わたしの生涯 (角川文庫)

わたしの生涯 (角川文庫)

  • 作者: ヘレン・ケラー
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2022/05/30
  • メディア: 文庫



伝記 ヘレン・ケラー (偕成社文庫)

伝記 ヘレン・ケラー (偕成社文庫)

  • 作者: 村岡 花子
  • 出版社/メーカー: 偕成社
  • 発売日: 2014/08/21
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



障害者は,いま (岩波新書)

障害者は,いま (岩波新書)

  • 作者: 大野 智也
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1988/08/22
  • メディア: 新書



電子書籍アクセシビリティの研究

電子書籍アクセシビリティの研究

  • 出版社/メーカー: 東洋大学出版会
  • 発売日: 2017/01/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



障害者雇用とディスアビリティ・マネジメント

障害者雇用とディスアビリティ・マネジメント

  • 出版社/メーカー: 中央経済社
  • 発売日: 2017/02/18
  • メディア: 単行本



相模原事件とヘイトクライム (岩波ブックレット)

相模原事件とヘイトクライム (岩波ブックレット)

  • 作者: 保坂 展人
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2016/11/03
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



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コメント 3

ハマコウ

おはようございます。
昔、「ヘレンケラーはどう教育されたか」を読みました。
遠山啓さんによる本の紹介の言葉がノートに記されていました。
- 「この人を見よ。ここにすばらしい2人の人がいる」
指導する側、指導する側が同じ方を見ることの大切さを感じます。
by ハマコウ (2022-12-03 06:41) 

robotic-person

>ハマコウ さん、
NHK でアン・サリバンに関する番組を見た記憶があります。下記のリンク先に対応した内容だったと思いますが、その生い立ちなどを知り、とても考えさせられました。

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偉大な家庭教師アン・サリバンが求めたもの | Connect-“多様性”の現場から | ハートネットTVブログ:NHK
https://www.nhk.or.jp/hearttv-blog/3400/228663.html

by robotic-person (2022-12-03 08:45) 

robotic-person

>ハマコウ さん、
明治図書オンラインにハマコウさんの書かれた遠山啓氏の言葉が「はしがき」の中で掲載されているのを思い出しました。

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ヘレン・ケラーはどう教育されたか:サリバン 著 - 明治図書オンライン
https://www.meijitosho.co.jp/detail/4-18-118809-4


by robotic-person (2022-12-03 08:59) 

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