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ファーブルフォトの撮影倍率 [2. 道具(カメラ)]

DSCF6396-20161220s.jpg

 「撮影倍率とは、撮像面上(撮像素子)に写された像の大きさと、被写体の実際の大きさとの比率です。たとえば、5cmの長さの被写体が撮像素子面上に1cmに写ったときの撮影倍率は1/5倍(1:5)といいます。」(デジタル一眼レフカメラの基礎知識 | ニコンイメージング)とされます。
 この撮影倍率の表現、撮像素子の大きさ(下表)を念頭に置かねばならず、様々な撮像素子サイズのカメラが流通している中、直感的にわかりません。そこで私は「35mmフィルム換算」として、撮像素子が小さくても35mmフィルムと考えて表現しています(例えば定規の20mmの幅が長手方向に写っていれば36mm÷20mm→1.8倍。なお、アスペクト比(3:2, 4:3, 16:9 等)から「長手方向で統一した方がいいのかな」と思案中)。
 ファーブルフォトの製品仕様では「撮影するコンパクトデジタルカメラ35mm判換算で35mm~100mm相当で撮影した場合。(A4プリント時)約20倍~約57倍」と表示されています。「『ファーブル フォト』と手持ちのマクロ撮影機材の比較」と題した3年以上前のblogでは数値を仮定して書いたのですが、実機を入手して写真上のようにCOOLPIX P5100と組合せて撮影し、広角端で短手方向で約10.5mmの範囲が撮影できたことからA4サイズ(210mm×297mm)に対して210mm÷10.5mm→20倍と計算していること、また、望遠端は広角端の焦点距離を除して100mm÷35mm×20倍→57倍と計算していることが理解できました。ただ、私にはやはり「35mmフィルム換算で24mm÷10.5mm→約2.2倍」がわかりやすいです (^_^;

表1 撮像素子の種類とサイズ
photo-sizes.jpg
・ COOLPIX P5100の撮像素子のサイズは1/1.72型

DSCN1130-20161225s.jpg
COOLPIX P5100の広角端(焦点距離7.5mm(35 mm判換算35mm)

追記
 「顕微鏡の倍率の定義は?」とWeb検索していてLeica MicrosystemsのWebサイトの「デジタル顕微鏡による倍率」倍率の定義として「倍率は、画面上の観察対象物のサイズが、実際のサイズの何倍に当たるかを示す尺度として定義されます。横方向の 2D 倍率は次式で与えられます。」として下式が示され、ニコンイメージングの記述と同じ内容であることに「このように覚えなければいけないのか」と理解しました。

 倍率 = 画面上の対象物の寸法 / 実際の対象物の寸法 

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デジタル一眼レフカメラの基礎知識 - レンズ | Enjoyニコン | ニコンイメージング
http://www.nikon-image.com/enjoy/phototech/manual/19/04.html
Nikon Sport Optics | 製品紹介 | 携帯型実体顕微鏡 | ファーブル フォト
http://www.nikonvision.co.jp/products/fabre/fab_photo.htm
『ファーブル フォト』と手持ちのマクロ撮影機材の比較:ロボット人間の散歩道:So-netブログ
http://robotic-person.blog.so-net.ne.jp/2013-07-06
20,000x の倍率は、デジタルマイクロスコープで本当に有効か?: Leica Microsystems
https://www.leica-microsystems.com/jp/%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B9/%E3%83%87%E3%82%B8%E3%82%BF%E3%83%AB%E9%A1%95%E5%BE%AE%E9%8F%A1%E3%81%AB%E3%82%88%E3%82%8B%E5%80%8D%E7%8E%87/

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