ファーブル フォトとCOOLPIX P330の組合せ、進行中 (^_^)

　先のblogで携帯型実体顕微鏡『ファーブルフォト』（Nikon）とCOOLPIX P330（Nikon）を接続するため、Amazonで改造用のセカンドハンドのコンパクトデジタルカメラブラケットFSB-6（Nikon）、ステップダウンリング43.5→43（八仙堂）を手配したことを書きました。改造用のFSB-6は、まだ、届いていませんが、ステップダウンリング43.5→43が届いたことから現有のFSB-6に取り付けたところ、ぴったりで「COOLPIX P5100のFSB-6の取り付けネジ径は43.5mmなんだ」と当初、44mmと考えてアルミテープをネジ部に貼って寸法調整を考えていたことから、 嬉しい誤算となりました（上はファーブル フォトとCOOLPIX P330を組合せた姿）。
　改造用のFSB-6が届いたら、ケーブルレリーズを取り付けるための改造スタートです (^_^)

■　ファーブル フォトとCOOLPIX P330の組合せ方法
　ファーブル フォトにFSB-6を組み合わせた状態でファーブル フォトのカメラ側レンズからFSB-6のカメラ取り付け面の距離は実測約29mmです。八仙堂のステップダウンリング43.5→43の取り付けで約4mm長くなり、これにCOOLPIX P330を43mmフィルターネジ対応とするために取り付けたステップアップリング43→52のフランジ部の厚さ1mm程度が加わって、ファーブル フォトのカメラ側レンズからCOOLPIX P330（改）のPOWER OFFでのレンズ先端との距離は約34mmとなります。表1より、COOLPIX P330のレンズ先端とファーブルフォトのカメラ側のレンズは最小で約4mmのクリアランスが保てます。




FSB-6にステップダウンリング43.5→43を取り付けた状態

表1　COOLPIX P330の焦点距離とレンズ繰り出し長


■　ファーブル フォトとCOOLPIX P330の組合せによるケラレの状況
　ステップダウンリング43.5→43をFSB-6に取り付け、ファーブル フォトとCOOLPIX P330を組み合わせました。この結果、焦点距離14.3mm（35mm判換算67mm）では以下の作例のように若干、周辺減光が認められますが、焦点距離16mm（35mm判換算75mm）以上では周辺減光なく使えます。これより、35mm判換算で約5.5～8倍が実用域といえます。
　ファーブル フォトと組み合わせてケラレなく使用できるCOOLPIX P5100の撮像素子は1/1.72型原色CCD（有効画素数12.1メガピクセル）でレンズは3.5倍ズームの焦点距離7.5～26.3 mm（35 mm判換算35～123 mm）です。これに対してCOOLPIX P330は1/1.7型原色CMOS（有効画素数1219万画素）で5倍ズームの焦点距離5.1～25.5mm（35mm判換算24～120mm）で、「撮像素子のサイズは同程度だけど、広角側が強くなり、ズーム倍率の大きくなったレンズだからケラレを生じるのは止むを得ない」です（1/2.3型原色CMOSで4.1倍ズームの焦点距離4.3-17.9mm（35mm判換算24-100mm）のCOOLPIX P300/P310用のFSB-8はファーブルフォトの使用に際して広角側で大きくケラレることが注記されていることもあり、納得です）。
　COOLPIX P330はホワイトバランスをあまり気にしないで撮影でき、望遠側で解像度の高い画像が得られ、「COOLPIX P330とファーブルフォトの組合せ、正解」です。そしてCOOLPIX P5100と発売時期に6年の差があるカメラの技術の進歩を感じます。


COOLPIX P330の広角端


COOLPIX P330の焦点距離14.3mm（35mm判換算67mm）


COOLPIX P330の望遠端
・　以前のblogで書いたFinePix F300EXR(改)とMSN-202スーパーマクロレンズ（raynox）の組み合わせがほぼ同等の撮影倍率が得られます。これより高い撮影倍率はFinePix HS30EXRとMSN-202スーパーマクロレンズを以前の（blog）のように組合せることで対応できます。

■　準汎用型 コンパクトデジタルカメラブラケットFSB-UC
　ファーブルフォトとCOOLPIX P330の接続には準汎用型 コンパクトデジタルカメラブラケットのFSB-UC（希望小売価格￥26,000（税別）がオプションにあります。FSB-UCはFSB-U1の操作性を大幅に改良し、装着および調整がしやすくしたものとされ、接眼レンズとデジタルカメラとの間に外部光が入ることからそれを軽減するために遮光ゴムシートも付属しています。
　ただ、COOLPIX P5100とFSB-6では両者のネジ部を接続することで芯出しを含めて簡単に接続できるのに対して、FSB-UCはカメラの取り付けの都度、芯出しの調整が必要で使い勝手がもうひとつと思え、私のCOOLPIX P330は43mmフィルターねじ対応になっていることもあって「FSB-6のネジ部を改造してCOOLPIX P330を取り付けよう！」になった次第です。「手持ちの機材を有効活用」という私の根っからのMottainai精神もありますが・・。



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ファーブル フォト（Nikon）を入手：ロボット人間の散歩道：So-netブログ
http://robotic-person.blog.so-net.ne.jp/2016-12-21
Nikon | ニュース | 報道資料：「コンパクトデジタルカメラブラケット FSB-U1」の発売について
http://www.nikon.co.jp/news/2009/0203_fsb-u1_06.htm
Nikon Sport Optics | 製品紹介 | デジスコーピングシステム | 在庫払底した製品（デジスコーピングシステム） | 準汎用型 コンパクトデジタルカメラブラケット FSB-U1
http://www.nikonvision.co.jp/products/fsystem/fsb_u1.htm
FSB-U1取扱説明書
http://www.nikon.de/tmp/EU/2419865273/3760176746/2327365364/27184057/1391280926/2780083465/2953758083/908869737/2266436124/675810239/581104232.pdf
Nikon | ニュース | 報道資料：「コンパクトデジタルカメラブラケット FSB-UC」を発売
http://www.nikon.co.jp/news/2012/0329_fsb-uc_02.htm


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