改造マニア (FinePix F11とF31fd)

FinePix F11(FUJIFILM)にワイドコンバータWC-E24（Nikon）を付けるの図

　「手持ちの機材をより有効に使いたい」という生来の貧乏性が私を改造に走らせています。
　FinePix F11(FUJIFILM)のワイド側は35mm判換算36mmからで、建物を撮るにはもう少しワイド側が欲しく、手持ちのワイドコンバータWC-E24　（CoolPix 950用に入手し、CoolPix 4500用に転じる）を使うために、28mmのフィルタネジのアダプタUR-E3 (Nikon) を入手して改造して使えるようにしたのが上の写真です。（ワイドコンバータ以外に、フィッシュアイコンバータ、テレコンバータ、各種フィルタ、そしてデジスコの撮影にも利用できるようになりました。）
　追加して入手のFinePix F31fdもF11と同じ光学系であることから、同様にコンバータなどを使用できるようにしたいのですが、UR-E3は既に市場になく、「アダプタとして使えるものは何かないか・・」と考えていました。そして28mmのネジ部を持つアダプタUR-E20（CoolPix P5000用）の存在を知りました。手ごろな価格でしかも金属製です。詳細は実物を実測しないとわからないため、早速、入手しました。

Nikon アダプタリング UR-E20 (P5100/P5000用)

• 出版社/メーカー: ニコン
• メディア: エレクトロニクス

　届いたUR-E20をFinePix F31fdにあてながら、「フィルタネジ（オス）がデジタルカメラ側にあればいけるかも・・」とUR-E20のカメラ側のネジを測定すると46mm（後述のように実物を入手して誤りが発覚しました）のようです。F11に使っているUR-E3(改、改造により少し長くなっている)とUR-E20の胴長はほぼ同じですが、F11とF31fdのレンズ周辺の形状の違いにより、F31fdでは有効長が2.5mmほど短くなります。このため、テストとしてWC-E24を取り付けたUR-E20を手で支えてF31fdに密着させて撮影したところ、周辺のフォーカスが甘くなることが確認されました。手持ちのマクロ撮影用雲台を利用して画質に影響のないコンバータとカメラの最適距離を求める必要があります。「46mm（後述のように実物を入手して誤りが発覚しました） ->49mmのステップアップリングを加工してFinePix F31fd側にネジ部（オス）を接着すれば・・」とカメラの加工も視野に入る危険水域に入ってきました。


FinePix F31fdとUR-E20


FinePix F31fdにWC-E24を取り付けた状態のシミュレーション

　次はステップアップリングの入手です。どうなることやら・・。
(マルミ光機の46mm->48mmのステップアップリングを入手してきたらサイズが大きく、あいませんでした。ひとまわり小さい43mmだったようです。何を自分で測っていたのやら・・・。ただ、転んでもただでは起きないようで、マルミ光機の43mm（オスネジ）->46mm（メスネジ）のステップアップリングを入手することを前提に考えると、入手してきたステップアップリングの46mm側（オスネジ）を残して48mm側のネジ部を削るとFinePix F31fdのレンズ周囲のリング部分にちょうど嵌合するようです。そうなるとレンズの前後方向の位置だしがうまくできることが前提となりますが、加工したリング部をカメラ側に接着すればあとはネジ接合だけでコンバータが接続できるはずです。早速、ステップアップリングを入手してこなければ・・・。(2008.9.24))

　マルミ光機の43mm->46mmのステップアップリング、ヨドバシアキバで注文しようとしたら製造完了がわかり、流通在庫があることを調べてもらい、早速注文しました。入荷を心待ちにし、持ち帰ってUR-E20につけたら、今度はネジが緩いことがわかりました。その隙間は約1mmほどあります。ネジ山を0.75mmと仮定すると45mmというネジ径と考えるのが妥当でしょうか・・。 　このネジ径を調べてないようであれば、43mm->46mmのステップアップリングの43mm側のネジ部にテープを巻いて隙間をなくし、UR-E20と接着することもひとつの方法として考えられます。なかなか、次の段階に進めません。（2008.9.29）

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FinePix F31fd改、完成しました。（2008年10月3日）

UR-E20でFinePix F31fdのシステムカメラ化
http://robotic-person.blog.so-net.ne.jp/2008-10-03