ミニノートPC雑感 [2. 道具(PC)]

DynaBook J-3100SS SS001(TOSHIBA)
『現代道具考』の「モバイル環境の遍歴」で書いたように「バッグに気軽に入れてキーボードでテキストファイルを作成し、それをデスクトップPCで使用する」というささやかな願いの下に1990年代、DynaBook J-3100SS SS001(TOSHIBA、310(W) × 254(D) × 44(H)mm、2.7kg;写真上)、ThinkPad 220(IBM、A5サイズ、1.0kg)、Dynabook SS433(TOSHIBA、B5サイズ、1.95kg)、AMiTY CN(三菱電機、A5サイズ、1.1kg)というミニノートPCを手にしてきました。しかし、1990年代のノートPC、サブノートPCはバッテリでの使用可能時間が実用のレベルでなく、また、OS の起動時間も長く、常用には至りませんでした。

ThinkPad 220(IBM)

Dynabook SS433(TOSHIBA)

AMiTY CN(三菱電機)
■ HP 2133 Mini-Note PC
HPから下記のミニノートPCが発表され、また、昔のミニノートPCのことを思い出してしまいました。
現在の私のモバイル用のPCはdynabook SS S20 (TOSHIBA、A4サイズ(厚さは19.8mm (MacBook Air 登場までの最薄PC))、1.29kg)で、バッテリ駆動時間約5.4時間、また、性能的にも不満はありません。HPのこのPCの重さは約1.27kgでSS S20と大差なく、また、バッテリ駆動時間は約4.6時間(ハイパフォーマンスモデル)でSS S20と余り変わりません。しかし、何よりもその価格設定(スタンダードモデルで59,850円、ハイパフォーマンスモデルで79,800円)に驚かされています。(SS S20は後継機登場直後に安価に入手しましたが、それでも・・)
下記の工人舎のPCで「ミニノートPCは高価格」という神話が少し崩れたなあ」と考えていたのですが、HPのWXGA液晶ディスプレイを使ったこのノートPCの登場で「PCの価格設定とはなんであろうか」と考えさせられています。プロセッサにVIA C7
![[レジスタードトレードマーク]](https://blog.ss-blog.jp/_images_e/219.gif)
「小さくつくるのには高い技術が必要だから、ミニノートPCの価格は高くなる」という説明の説得力は大幅に力を失ってきたようです。

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PC/現代道具考
http://www002.upp.so-net.ne.jp/maktich/PC/mobile-office.htm
プロのモバイルノート 工人舎ダイレクト
http://www.kohjinsha.com/
DynaBook SS433-コンピュータ博物館
http://museum.ipsj.or.jp/computer/personal/0068.html
三菱電機技報1997年07月号 論文04
https://www.giho.mitsubishielectric.co.jp/giho/pdf/1997/9707104.pdf
日本HP ニュースリリース 小型筐体にPCのフル機能を凝縮した8.9インチワイドミニノートPC「HP Mini」を発表 2008年5月21日
http://h50146.www5.hp.com/info/newsroom/pr/fy2008/fy08-108.html
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