「看護にかかわる 主要な用語の解説」(2007年、日本看護協会)で「看護とは、広義には、人々の生活の中で営まれるケア、すなわち家庭や近隣における乳幼児、傷病者、高齢者や虚弱者等への世話等を含むものをいう。狭義には、保健師助産師看護師法に定められるところに則り、免許交付を受けた看護職による、保健医療福祉のさまざまな場で行われる実践をいう。」とされます。看護学はこの看護のための学問体系といえます。
 文部科学省の「看護学教育モデル・コア・カリキュラム ~「学士課程においてコアとなる看護実践能力」の修得を目指した学修目標~」(平成29年10月、大学における看護系人材養成の在り方に関する検討会)で「平成4年の「看護師等の人材確保の促進に関する法律」の施行等を契機に、我が国における看護系大学は急増し、平成3年度に11校であった大学数が平成29年度には255校となった。」と記されています。AERA dot.の<平成大学史>で「平成の30年間で日本の大学は様変わりした。大学の数は280校も増え、大学進学率は5割を超えた。」と記されるように看護系大学の増はその時代背景の中にあります。
 相川直樹・大橋優美子・菅原スミ・吉野肇一(監修)『看護学学習辞典 [第3版]』(2008年、学研メディカル秀潤社)をBOOKOFF SUPER BAZAAR イトーヨーカドー流山店で見つけました。