1999年9月30日、京都への出張中にJCOの臨界事故を知ったことを3月のblogで触れました。あの事故から23年となりました。
 「臨界事故とは何だったのか? 日本の原子力開発を根底から問い直し、狭い国土に52基もの原発が稼働する現実を直視しつつ、問題の核心に迫る。災害を起こさないために、事故に遭遇した時に、どう行動すべきかを平易に解説。」と内容紹介される 清水修二野口邦和 (著)「臨界被曝の衝撃 ー いまあらためて問う原子力」(2000年、リベルタ出版)をBOOKOFF 6号松戸馬橋店で入手しました。
 本書の発行後、東日本大震災で福島第一原発の事故が起きました。
 本blogを始めて日も浅い2006年に書いた「科学技術のリスク」で「私の思考方法はシステム工学に大きく影響を受けていることを自覚しています。」と書きだしました。それは今も変わらず、「何が起きているか知るには幅広い知識が必要」を理由に積読の山を築いています。工学的な思考方法を身につけていることが様々な事象を理解するのに役立つことに気付くことがあります。