上のハードカバーのDeyan Sudjic 著 "THE LIGHTING BOOK - A Complete Guide To Lighting Your Home" (1985, Crown Publishers, Inc.,)、照明の基礎、光源の特性、照明器具、照明デザインに関する各種の事例で構成され、入手したのは1990年代だったと思います。以前のblog「ライティングデザイン事典 - 照明の計画と設計手法 -」(1986年、産業調査会)について書きましたが、IKEAのテーブルランプについて先のblogで書いていてこの本を思い出しました。
 今日、下記のリンクのように様々なWebサイトから照明設計の情報が提供されています。そしてLED時代となり、本書はその面で内容的に旧くなってしまいました。でも照明というものについて考えるには現在も勉強になる本だと思います。

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 本blogでLED照明について初めて書いたのは「第1回次世代照明技術展」(2009年4月15~17、東京ビッグサイト)が開催された時のことでした。同年10月のblogで東芝のLED電球の60W、40W相当のものが4,000円以下となって売られていたことを書きました(同年9月にミニレフ球を使った照明をリフレクター形蛍光灯に交換し、住処の白熱電球から蛍光灯への移行が完了しました)。そして白熱電球と同じ約300°の配光角のPanasonicのLED電球についてblogで書いたのは東日本大震災の前々日の2011年3月9日のことでした。東日本大震災による原子力発電所の停止により、電力供給が需要に対して厳しい状態となり、「住処の更なる電力削減を」でLED電球の導入に着手したのは2012年2月からでした。それが今回のキッチンの照明のLED電球化で、LED化していないのは和室を残すのみとなりました。この間の10年という年月を考えています。