2014年06月24日 - 旧い建築物 東京藝術大学の旧い建物として、音楽学部には赤レンガ1号館(1880年)、赤レンガ2号館(1886年)、美術学部には陳列館(1929年)、正木記念館(1935年)があります。『別品の祈り-法隆寺金堂壁画-』を観るために陳列館へいった際、これらの建物の撮影もしてきました(上の写真の奥は正木記念館、手前は陳列館)。 大学美術館で『法隆寺-祈りとかたち』、陳列館で『別品の祈り-法隆寺金堂壁画-』を楽しんだこともあるかもしれませんが、東京藝術大学が以前より身近に感じられるようになりました。 ■ 赤レンガ1号館、赤レンガ2号館(音楽学部) 音楽学部の中に教育博物館(1881年に東京教育博物館と改称)の書籍閲覧所書籍庫として1880年に竣工した煉瓦造の赤レンガ1号館、そして東京図書館書籍庫として1886年に竣工した赤レンガ2号館があります。表面に塗られたモルタルを剥がしたら明治時代の煉瓦造の建物がでてきたため、急遽、保存の対応が取られたとのことです。次の建物の写真はフェンス越しで撮影させていただきましたが、平日の日中であれば守衛所で了解をいただくことで、校内に入って建物の外側から見学できるとのことです。(保存に関する文書が以前は大学により公開されていましたが、現在はリンク切れとなっています。)音楽学部の正門赤レンガ1号館赤レンガ2号館■ 陳列館 (美術学部) 大学美術館本館(1999年4月竣工)ができるまで、メイン・ギャラリーとなっていた展示室で1929年竣工です。皇居二重橋飾燈及橋欄(1888年)が、その後の二重橋架け替え工事に伴って移管され設置されています■ 正木記念館 東京美術学校の第五代校長の正木直彦氏の功労を記念す るために建設(竣工1935年)されたとのことで、外観は和風ですが、鉄筋コンクリート造です。東京国立博物館(1937年竣工)の本館も和風であり、帝冠様式といわれるデザインの建物が流行していた時代を感じさせます。旧技術学部正門と正木記念館■ 藝大アートプラザ 陳列館と正木記念館の間の門の中にはいっていくと藝大アートプラザがあります。「本学の企画開発品や、本学の教員等が創作した作品等の教育研究成果を、社会に対して積極的に発信するとともに、文化芸術を身近なものにして、心豊かな生活や活力ある社会の実現に寄与することを目的に、平成17年11月に設立されました」とのことです。中庭に置かれたオーギュスト・ロダンの「青銅時代」の像を鑑賞することもできます。正木記念館側陳列館側正木直彦氏の像中庭から門側を見る藝大アートプラザ青銅時代(オーギュスト・ロダン)【東京藝術大学 大学案内 音楽学部・美術学部】----------文化庁 文化庁月報 連載「国立大学施設探訪 ~近代の記憶 そして未来へ~」http://www.bunka.go.jp/publish/bunkachou_geppou/2011_04/series_09/series_09.html近代建築散策:東京芸術大学赤レンガ1・2号館(旧教育博物館書籍閲覧所書籍庫、旧東京図書館書籍庫)http://maskweb.jp/b_geidaibrick_1_1.html近代建築レストラン散歩 ●東京芸術大学赤レンガ1・2号館http://kindaikenchikurest.blog14.fc2.com/blog-entry-28.htmlaki's STOCKTAKING 芸大 -赤レンガ1号館http://landship.sub.jp/stocktaking/archives/000973.html東京芸大赤レンガ1号館・2号館<歴史的建造史蹟> ごま塩マッチの歴史探訪http://konmasa102.exblog.jp/14860666東京芸術大学赤レンガ2号館 レトロな建物を訪ねてhttp://gipsypapa.exblog.jp/6232198/技術のわくわく探検記~東京芸術大学煉瓦建物(旧教育博物館書庫・旧東京図書館)http://www.gijyutu.com/ooki/kenngaku98-99/geidai/geidai.htm帝冠様式 - Wikipediahttp://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B8%9D%E5%86%A0%E6%A7%98%E5%BC%8F