ヤマハのコミュニケーションプラザ(先のblog)を見た後、旧い建物を見るのも好きですので磐田市内の旧見付学校・磐田文庫と旧赤松家記念館を訪れました。両方とも駐車場があり、車での移動が容易にできました。

■ 旧見付学校・磐田文庫
 磐田市のシンボル的な建物とされるのが旧見付学校です。1875年(明治8年)に建てられた日本最古の木造擬洋風小学校校舎で1969年(昭和44年)、国指定史跡とされました。また、学校の裏側にある磐田文庫も同様に史跡として指定されているとのことです。
 旧見付学校には昔の学校の姿を伝える多くの展示があり、興味深く見ることができました。また、企画展「近代教育と教科書 - 戦時から終戦、そして検定教科書へ -」が開催中で昭和5年から昭和26年までの教科書が展示され、戦闘機と戦車で数の数え方を教える教科書や黒塗り教科書などを目にしました。考えさせられる企画展でした。
 なお、国の重要文化財となっている学校としてこの他、旧睦沢学校(藤村記念館、明治8年12月、甲府市、山梨県に現存する最古の擬洋風建築)、旧開智学校(教育資料館、明治9年4月開校、松本市)、旧岩科学校(教育資料館、明治13年9月、静岡県松崎町、擬洋風建築)があるとのことです。文部科学省のWebサイトに『廃校リニューアル50選』があり、藤村記念館もこのひとつとして紹介されています。(でかける楽しみが増えました)