名古屋能楽堂を見学したことを2013年のblogで書きました。
 「室町時代に完成した能は六百年以上の歴史を持ち、日本が世界に誇る古典芸能です。面と装束は「能の美の世界」を象徴するもので、ひとつひとつが洗練された造形、色彩、意匠をもち、他に類を見ない様式美を生み出しています。能面は、微妙な心の表現に対応、能面の微妙な角度によって繊細な気持ちを表現します。その一方で、能装束は、最も優れた伝統工芸品とも称されています。金銀箔をふんだんに織り込み豪華絢爛を極めた唐織・厚板。最も優美な装束と称される縫箔。さらには、長絹、舞衣、狩衣など。これらは多様なデザイン性に富み、能独特の様式美と日本人の美意識の高さを示しています。本書は、明治末期に発行された精緻な彩色木版画集、「能楽の志ほり」を完全復刻したものです。能面、能装束をはじめとして、冠り物や楽器類、小道具類など能具一式を収録しています。」と内容紹介される 井上由理子 (解説)「能のデザイン」(2009年、青幻舎)をBOOKOFF 岡崎井ノ口店で入手しました。
(税込670円→税込110円)