1945年8月6日 午前8時15分の広島市への原子爆弾「リトルボーイ」の投下から76年となります。
  NHK Gで8月1日放送の「目撃!にっぽん」の「“原爆は人間がつくった” 〜模型に託したメッセージ〜」を見ました。広島で被爆された故・福地義直氏が被爆者団体「墨田折鶴会」の会員の協力を得て、広島に投下の「リトルボーイ」(全長 3.2 m x 直径 0.71 m、重量 4 t;リンク先はJIJI.COM)と長崎に投下の「ファットマン」(全長 3.25 m x 直径 1.52 m、重量 4.86 t;同)の実物大の模型を製作し、都営住宅の空きスペースを利用して写真などの資料とともに資料館を開設されました(「東都よみうり」(2003年3月14日)の記事参考)。模型完成から3年後、福地氏は被爆の影響による病気が原因で亡くなられ、模型は「墨田折鶴会」に引き継がれましたが、2020年、墨田区内の保管場所が閉鎖されることになり、「リトルボーイ」の模型は江戸川区の被爆者団体「江戸川親江会」に、「ファットマン」の模型原水爆禁止新潟県協議会に7月10日、引き継がれたとのことです。
 4月18日放送の「NHK NEWS おはよう日本」で「“原爆の模型”に託された願いは」として放送された当時、「ファットマン」の模型はその大きさから引き取り手が決まっていませんでしたが、8月1日の放送では長崎に投下された原爆 「ファットマン」 を模擬した「パンプキン爆弾* が日本各地に49発投下され、その投下で被害を受けた地域が「ファットマン」の模型の引き取りに手をあげ、新潟に決定したことが紹介されました(*:ラジオ深夜便で「模擬爆弾「パンプキン」を知っていますか」として放送されたことも知りました)。
 庄野 直美 (編著)「ヒロシマは昔話か―原水爆の写真と記録」(1984年、新潮社)をBOOKOFF 豊田下林店で目にし、ページを開いて以前、見た広島、そして長崎への原爆投下後の写真のことを思いだし、入手しました。税込110円
 本書は下記の目次のようにビキニ核実験のことなどについても触れられています。