4月10日、早稲田大学メディア文化研究所の「メディアの将来を考える会」の4月例会に参加し、望月衣塑子氏による「何故、官房長官会見に臨み続けるのか」を聴講しました(上の写真は会場のある早稲田大学26号館)。
 社会部の記者として政治の圧力などによる検察の行動の限界などを知り、「権力側が隠そうとすることを明るみに出すこと!」を記者としてのテーマとして取り組まれているとのことで、午後7時~9時までの2時間、記者として取り組んできたこと、現在の取組みを熱く語っていただきました(ジャーナリストを目指す学生に特に聴講して欲しくなる内容で、数名学生さんも出席していました)。
 菅官房長官の何も答えていない会見の映像が頻繁にニュースで流れますが、それでも菅官房長官に質問を続ける望月氏の「このような官邸の姿を国民に見せ続けるのが記者としての私の使命」という決意というようなものを感じました。
 現在、森友問題、加計問題が再燃していますが、伊藤詩織氏がレイプ被害を公表した件の加害者とされる元TBSワシントン支局長の山口敬之氏が無罪とされた経過もおかしいもので、山口氏が安倍首相と親しく、ヨイショ本の『総理』 (2017/4/11、幻冬舎文庫) の著者であることも無関係ではないことに「そうか」と得心させられました。そして前川前次官とのインタビューの話を通して2006年の教育基本法の改正が今日の問題につながっていることに考えさせられました。
 質疑も含め午後9時30分までの会、「参加してよかった」です。