アダプタUR-E20改を介してFinePix F31fdとテレスコマイクロ 8X20Dを接続(DSCF3742)

1. 拡大して見たい!
 コンパクトデジカメの画質が向上し、マクロ撮影も容易になりました。しかし、欲深いもので「もっと拡大した画像を」となります。Nikonの携帯型実体顕微鏡「ファーブルフォト」、「ファーブルフォト EX」はデジタルカメラブラケットを介してデジタルカメラを接続して、簡単に顕微鏡撮影を可能にしています。しかし、この顕微鏡は倍率20倍の固定で、構造上、被写体を置く位置は限定されます。


Nikon ネイチャースコープ ファーブルフォト NSFP

  • 出版社/メーカー: ニコン
  • メディア: エレクトロニクス


携帯型実体顕微鏡
http://www.nikonvision.co.jp/products/fabre/index.htm
ファーブルフォト活用術(Nikon)
http://www.nikonvision.co.jp/fp_senior/

2. 私の超マクロ撮影システム
 私の超マクロ撮影システムは上の写真のテレスコマイクロ 8X20D(Nikon)を使ったものです。これはCoolPix 950(Nikon)を購入した時、勢いでコンバージョンレンズを含め、色々なオプションと一緒に入手したものです。倍率は10~25倍、クローズアップレンズとの組合せで25~60倍とされます。そして取付は28mmフィルターネジです。
 FinePix F31fd(Fujifilm)はCoolPix 950からの遺産(コンバージョンレンズ)を使うため、アダプタUR-E20(Nikon)を改造して28mmフィルターねじ対応にしました。そしてこれにより、8X20Dも取付可能となりました。8X20Dの倍率がそのまま、撮影画像の倍率とはなりませんが、35mm判換算7倍とか15倍の超マクロ撮影が比較的、容易にできます。なお、8X20D自体は望遠撮影にも対応しますが、色収差が目立つこと、また、望遠撮影はスポッティングスコープと組み合わせたデジスコで対応しているため、超マクロ撮影専用となっています。FinePix F31fdと8X20Dの組合せで色収差については「シビアなことをいわなければ許容範囲かな」と考えています。なお、8X20Dの後継で光学性能の高められたED 6×18Dであればより良い撮影結果が得られるかもしれません。

3. 撮影例