NHK Gで4月から放送の朝ドラ「虎に翼」を見逃し配信も利用して欠かさず見ています。昭和4年に創設された明治大学専門部女子部法科に昭和7年に入学され、男女差別の時代の中、弁護士となられ、裁判官への道にも進まれた三淵嘉子氏が番組の主人公のモデルとされ、法学は関心分野のため*、「この番組、みなければ」があります。旧民法の下、隷属的な立場であった女性の姿が番組を通して目に浮かぶようです。1946年に新民法となっても多くの男連中の意識から男尊女卑は抜けず、差別的で、1985年に男女雇用機会均等法が成立しましたが、その時も差別を正当化する総合職と一般職という制度を企業がつくる等、今日も日本の性別に関する問題は続いていると思います。「虎に翼」を見ながら、不条理な差別の場面に泣きたい気持ちになり、また、主人公の姿に「頑張って!」とつい声がでてしまいます。
 明治大学博物館特別展示室で2024年3月25日~10月28日の期間で連続テレビ小説「虎に翼」展「女性法曹養成機関のパイオニア—明治大学法学部と女子部—」が開催中で「見に行かねば!」になっています。

 「1冊で民法の全領域をカバーしたテキスト。好評の『民法概論』の著者による,信頼の入門書。体系に沿って,民法の全体像が把握できるよう平易にまとめた。第7版では,家事事件手続法等の改正も織り込みつつ,最新の判例も取り上げている。」と内容紹介される 川井健(著)「民法入門 [第7版]」(2012年、有斐閣)をBOOKOFF SUPER BAZAAR イトーヨーカドー流山店で目にし、「また、勉強を・・」という気持ちになり、入手しました。なお、著者の川井健先生は本書の発行の翌年、ご逝去されたことを知りました。