1986年4月26日、チェルノブイリ原発事故が起きました。そして4月26日は "International Chernobyl Disaster Remembrance Day"とされます。2007年のblogで1990年頃まで原子炉解体プロジェクトに従事していたことに触れましたが、その時にチェルノブイリ原発事故のニュースに接することになりました。インターネットのない時代でテレビ、新聞などでしか情報が得られず、当時のソビエト連邦の事故に関する情報統制の影響もあり、次第に明らかになる事故の状況に・・。チェルノブイリ(現在はウクライナ語に従い、「チョルノービリ」と表示される)関係の本を末尾のリストのように入手したのも当時の影響が残っているためでしょうか・・。
 ロシア軍のウクライナ侵攻の中でチョルノービリ原発もロシア軍に占拠されました。そして2022年3月31日、「ロシア軍、チョルノービリ原発から撤退=ウクライナ原発公社」(2022年4月1日、BBC NEWS JAPAN)が報じられました。ロシア軍のチョルノービリ原発の占拠状況がどのようなものであったか、「チョルノービリ原発の今 ロシア軍が占拠し“放射性物質“の拡散も…」(2022年6月23日、0テレNEWS)で伝えられていて「チョルノービリ原発の事故について知らない人間が占拠すると・・」とやりきれない気持ちになりました。

 「巨大原発事故に遭遇した人々の悲しみと衝撃とは何か.人々が黙していたことを描く珠玉のインタビュー」と内容紹介される スベトラーナ・アレクシエービッチ* (原著), 松本妙子 (訳)「チェルノブイリの祈り ― 未来の物語」(2011年、岩波書店)をBOOKOFF SUPER BAZAAR イトーヨーカドー流山店で入手しました(* :2015年にノーベル文学賞受賞)。
(税込770円→税込110円)