東京空襲資料展チラシ

 東京大空襲に関連するblogを時々、書いてきました(末尾リスト)。
 東京都は1990年7月、「東京都平和の日条例」の制定によって3月10日を「東京都平和の日」と定めました。第二次世界大戦中の昭和20年3月10日、東京は大規模な空襲を受け、10万人ともいわれる尊い命が奪われました。「昭和20年3月9日夜半から10日未明にかけて行われた東京大空襲は、本区を含む下町一帯をわずか一夜にして焦土に変え、区内だけで数万人が亡くなりました。(略)江東区は、戦争の惨禍を二度と繰り返さないとの思いから、昭和61年12月13日、「江東区平和都市宣言」を行いました。(略)」(江東区)とされます。「第33回東京都平和の日記念式典参加者募集及び空襲資料展等について」で記念式典の開催、東京空襲資料展等の開催が紹介されています。
 江東区のWebサイトで、空襲当時木場に在住し、都立第七中学校3年生であった山本鉱太郎氏が、空襲の翌年(昭和21年)に執筆した「東京炎上 夜間大空襲」のリーフレットが毎年3月と8月に開催する「平和祈念パネル展」開催期間中に会場で配布(無料)されることが紹介されています。今年3月の平和祈念パネル展「東京大空襲と学童集団疎開」は前期が江東区役所の本庁舎2階で3月1日~7日、後期が江東図書館の3階展示コーナーで3月8~14日開催されています。また、東京大空襲・戦災資料センター春季企画展「東京空襲を記録する会が収集した空襲体験記の<原稿>展」が3月4日~5月7日に開催されていることをNHK総合の首都圏ネットワークから知りました。「東京大空襲・戦災誌」の応募原稿をデジタル化する取り組みを、大学の研究者らのグループが進められていることが報じられました(2020年8月14日、東京新聞)。この取組とも関係のある企画展かもしれません。活字化されなかった部分にどのようなことが書かれていたか、気になります。