1999年9月30日、京都への出張中にJCOの臨界事故のことをつくば市の勤務先の同僚から聞くことになったこと、「日本のロボット開発は「事故が起きたからやります」という政府の方便として利用されている」を2011年3月のblogで書きました。原子炉解体プロジェクトに携わっていたことを同じく2011年3月のblogで書き、また、日本ロボット学会(編)『新版ロボット工学ハンドブック』(2005年、コロナ社)の編集にも携わっていたことを2018年のblogで書きましたが、その編集時の原子力関係ロボットの調査で臨界事故の発生後に開発されたロボットが運用されることなく風前の灯の状態にあることを知り、憤りを感じました。
 NHK「東海村臨界事故」取材班(著)「朽ちていった命:被曝治療83日間の記録」(2006年、新潮社; 2002年に岩波書店から発行の書籍の文庫版)をブックオフ埼玉三郷店で目にし、当時を思い出し、入手しました。
 東京新聞の「<薄れゆく「青い光」 JCO臨界事故20年> (上)語れぬ苦しみ今も」「<薄れゆく「青い光」 JCO臨界事故20年> (下)半端な反省「ムラ」温存」を読みながら、福島第一原発事故に至る行政、企業の組織的問題についても考えさせられました。
(税込110円)。