NASDAの宇宙飛行士の毛利衛氏、向井千秋氏、土井隆雄氏より先に、1990年12月2日にTBS社員だった秋山豊寛氏が日本人初の宇宙飛行士となってソ連(当時)の宇宙ステーション「ミール」*を訪問したニュースには驚かされました。それから30年を経ましたが、「日本人初の宇宙飛行士、秋山さんが語る! 「私が選ばれた」真相」(2017年12月2日、ウェザーニュース)を読んで、それまでは「スペースシャトル「チャレンジャー」の事故(1986年1月28日)があったから」と単純に考えていたのですが、「そうか」と考えさせられました。
 毛利衛(著)「毛利衛、ふわっと宇宙へ」(1992年、朝日新聞)をBOOKOFF 16号柏店で入手しました(税込210円)。毛利衛氏は1992年9月にスペースシャトル「エンデバー」に日本人初の宇宙飛行士として搭乗、2000年2月に再び、スペースシャトル「エンデバー」に搭乗しています。本書は下記の目次で、チャレンジャー事故の報に接した時のことが書かれた部分を読んで、私がNHKのニュースで事故を知った時のことを思いだしました。

《 目次 》
 序章 二十八年後の皆既日食
 Ⅰ 宇宙少年誕生
 Ⅱ 宇宙飛行士誕生
 Ⅲ 宇宙体験八日間

 毛利衛氏が務められる日本科学未来館館長の後任として浅川智恵子IBMフェローが4月1日に就任される予定です。アクセシビリティの研究開発に長年取り組まれてきた浅川氏のもと、日本科学未来館がどのように変化していくか、楽しみでもあります。


*苫小牧市科学センターは1998年9月にロシア(旧ソ連)製宇宙ステーション「ミール」(実物予備機)の寄贈を受け、1999年12月に「ミール展示館」をオープンしました。「是非、見てみたい!」です。