先のblogで原子力発電所解体プロジェクトに関わっていたことを書きましたが、それは以前のblogのブラックな環境での仕事でした。システム設計する場合、「作業者の被爆量は」、「作業者と線源との離隔距離は」を考え、「機械が壊れたら設計責任から」と被爆すること(原子力発電所等での仕事は全てと思いますが)を前提に色々、思いを巡らせていました。問題を起こすことなく停止した原子炉でさえ、その状態ですから、事故を起こした福島第一原発の現場の状況はほとんどわからない状態で「解体の計画や各種設備の設計に携わる人たちはどのような思いで取り組んでいるのだろうか」と当時の私のことを思い出しながら考えてしまいます。
 浦島 充佳 (著)「放射能汚染 ほんとうの影響を考える ー フクシマとチェルノブイリから何を学ぶか」( 2011年、化学同人)をBOOKOFF SUPER BAZAAR イトーヨーカドー流山店で入手し、その後、長瀧 重信 (著)「原子力災害に学ぶ 放射線の健康影響とその対策」(2012年、丸善出版)をBOOKOFF 埼玉三郷店で入手しました(各税込210円。なお、後者は税込510円からの割引)。
 以下、それらの本について紹介します。