人口1000人当り新型コロナウイルス感染者・死者数(2020年4月6日現在)

 単純に都道府県別に「新型コロナウイルス 感染者数・死者数」が発表されること、そして東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、兵庫、福岡の7都府県が緊急事態宣言の対象とされ、感染者数が都道府県別の順では多い愛知県**が含まれないことに疑問を持ちました(昔、人口に関連する論文を書いていたため、ついそのように考える習癖がついているようです)。そこで各県の人口と新型コロナウイルス 感染者数・死者数をまとめてみました(本当は都市別で出せればよいのですが、都市別の感染者が不明のため・・)。
 その結果、人口当りの新型コロナウイルス感染者数・死者数は、東京都に続いて福井県*が高い値を示すことがわかりました(計算に用いた新型コロナウイルス感染者数・死者数は4月6日現在のもので、グラフはわかりやすいように横軸を拡大していますが、新型コロナウイルス感染者数・死者数の平均は1000人に対して現在0.02人であり、過度に反応されないようにお願いします)。
 人口当りの感染者数が多いことは感染のリスクが高いといえます。そして人口当りの感染者数が多い県の方が「うちの県は緊急事態宣言の対象ではないから」と安心してしまうと感染を拡大する恐れがあります。
 人口当りの感染者数が多い県とその隣の県の方々には感染拡大を防ぐ行動が、そしてこのような観点から緊急事態宣言の対象県の追加が必要と考えられます。