NHKのニュースで、横浜で開催の第7回アフリカ開発会議(8月28~30日)について報じられ、それに関連してアフリカのごみ問題と、福岡大学工学部の松藤康司先生(平成30年3月末に同学定年)が実現させた準好気性埋立構造、通称「福岡方式」による廃棄物処理場について紹介されていました。
 松藤先生が取り組まれた準好気性埋立構造は「埋立地の底に集排水管を通して外気を取り込むことで、土壌の微生物を活性化させて、廃棄物の分解を促進し、排水の浄化と温暖化に影響するメタンガスの発生の抑制にも有効」とのことで、1975年に福岡市に日本初として導入されたことから「福岡方式」といわれるようになり、日本の各地のごみ処分場でも採用とのことです。また、松藤先生は40年にわたり世界各地の廃棄物処理場の整備に協力され、地球のゴミ問題に対応されているとのことです。
 東洋経済オンラインの中で「どこの国に行っても、国の官僚や自治体の人たちの中には、現場で不快な顔をしたり、視察に行っても車両から決して出ようとしない人もいるが、松藤先生はゴミ捨て場を率先して歩き、ご自分の手でゴミを掴み、現地調査をされている」ことが紹介されています。
 この分野は専門外ですが、「現場を見ることが大切」と考えていることもあり、「素晴らしい!」となりました。